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小室圭さん、メディア各社に謝罪要求、“皇室利用”なのか?借金問題、解決の方向か

文=深笛義也/ライター
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小室圭さん(写真:日刊スポーツ/アフロ)

 令和も2年も迎え、4月に立皇嗣の礼を控えている秋篠宮家だが、眞子さまの結婚問題はくすぶり続けたままだ。そうしたなか、「週刊文春」(文藝春秋/2月20日号)を開くと「皇室利用と言われても仕方ない」の見出しが目に飛び込んできた。メディアの報道に対して、小室圭さんが代理人を務める上芝直史弁護士を通じて抗議し、メディアの多くは謝罪したという。

 昨年11月の秋篠宮殿下のお誕生日会見で、眞子さまと小室さんの結婚問題について、以下のような言及があった。

「次の2月で2年たつわけですね。昨年(2018年)の2月に今の気持ちを発表しているわけですので、なんらかの発表をする必要があると私は思っています」

 この発言を報じる際にメディアは改めて結婚問題を振り返ることになり、昨年1月22日付けで発表された小室さんの説明文書も取り上げられた。その報道について、フジテレビの『Mr.サンデー』は昨年12月8日、このように謝罪した。

「小室さんサイドが借金問題については解決済みであるということを文書で発表したとの発言が出演者からありました。しかし、これは誤りで、そうした主張はありません」

 TBSの『あさチャン!』も12月3日に同様の内容で謝罪しており、フジテレビの『バイキング』も12月26日に謝罪した。

 文春の誌面によればこうした謝罪は、小室さんの意を受けた上芝弁護士の「名誉毀損で不法行為にあたる」との抗議を受けてのことだという。しかし改めて小室さんの文書を読み返してみても、小室さんの母親の佳代さんが元婚約者から金銭的支援を受けたこと、婚約解消後に返済が求められる手紙が来たことなどが書かれており、「多くの報道において借金トラブルが残っているとされていますが、このような経緯ですから母も私も元婚約者の方からの支援については解決済みの事柄であると理解してまいりました」と結論づけられている。

 これを「借金問題については解決済みであるということを文書で発表」したと報道するのは事実を伝えているだけで、なんら過ちではない。なぜ謝罪したかについて、そうしなければ小室さんが会見するような場合、取材させないという話が上芝弁護士からあったと、匿名のテレビ局幹部の言葉が文春誌上では紹介されている。

 なぜ小室さんは、このような抗議を行ったのだろうか。皇室ジャーナリストは語る。

「昨年の7月に、元婚約者、彼の代理人、上芝弁護士の3者が会談を行いましたね。顔合わせ程度で中身のある話ではなかったようですけど、ワンステップ進んだわけです。その後、動きは伝わってきませんけど、実質的な交渉になれば水面下に入ってしまうので、これは当然でしょう。小室さんがこういう抗議をメディアに対して行うのは、借金問題について解決する方向で動いているからかもしれません」

秋篠宮殿下は、収入などは問題にされていない

 小室さんサイドが借金であることは認めないまま、支援を受けたお礼としてなんらかの額を元婚約者に渡して解決に結びつけるのではないか、という観測も見られる。もしそうなった場合、結婚問題は進展するのだろうか。

「形はどうであれ、相手の方が納得することが大切だと思うんです。眞子さまのお気持ちがまったくぶれてないので、そうなれば結婚問題は進む可能性はあると思います。だけど、国民の祝福を得るような結婚にしなければいけないというのが、秋篠宮殿下のお気持ちです。

 そもそも秋篠宮殿下は、お相手の収入などは問題にされていませんでした。結婚するというのであれば、弁護士になるという自分の夢を追うのではなく、眞子さまの生活を安定させるために職を得るという道もあったわけです。それが借金問題が騒がれている時に、突然ニューヨークに行ってしまった。国民に納得いく説明をしてほしいという秋篠宮殿下の言葉に対して、小室さんが出したのが、今回問題になっている1枚の文書だったわけです。

 そうした意味で、こじれにこじれて時間もかかりすぎています。これをほぐしていくのは、なかなか大変なことではないでしょうか。皇室を新しくするという意味で、秋篠宮殿下は個人の気持ちを大切にしたいという思いで来てらっしゃいます。眞子さまの気持ちが揺らがないのであれば、秋篠宮殿下としても苦しいところだと思います」

国民の不安を煽る

 文春誌上でのテレビ局幹部の話では、上芝弁護士は抗議の際、「ご本人たち」「当事者たち」と言い方をしていて、あたかもそこに眞子さまが含まれているかのような印象を受けたという。秋篠宮家の影を感じさせるような抗議の仕方に、皇室利用だとの批判も上がっており、それが「皇室利用と言われても仕方ない」という見出しになっている。

「細かいことを言えば皇室利用かもしれませんが、皇室を揺るがす大きな問題になっているわけですから、今さら皇室利用と言っても、そこを突くことに意味は感じられません。そもそも『ご本人たち』『当事者たち』は、小室圭さんと小室佳代さんかもしれません。母子と元婚約者さんとの間の借金問題なので、そう解釈するのが普通ではないでしょうか。そこに眞子さまが入っているというのは、穿ちすぎな受け取り方でしょう。

 いずれにしても小室さんは真摯に対応すべきです。その元婚約者さんの支援があって今があるのだから、それを忘れてはいけないでしょう。今回の抗議にはそれが感じられません。静かに解決してほしい。気持ちを大切にしてほしいです。今回の抗議は国民の祝福をさらに受けづらくし、国民の不安を煽ったことにしかならなかったのではないでしょうか」

 2月に結婚問題についてなんらかの発表をするとしていた秋篠宮殿下だが、小室さんが投じた一石にさらに頭を悩ませているのではないだろうか。

(文=深笛義也/ライター)

深笛義也/ライター

深笛義也/ライター

1959年東京生まれ。横浜市内で育つ。10代後半から20代後半まで、現地に居住するなどして、成田空港反対闘争を支援。30代からライターになる。ノンフィクションも多数執筆している。

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