サブリース会社に騙され人生狂わされた!家賃保証に目がくらんだ賃貸経営の末路の画像1
「Getty Images」より

 レオパレス21の家主100人超が未払い賃料支払いを求めた集団訴訟、スルガ銀行の不正融資も明らかになったシェアハウス「かぼちゃの馬車」事件など、近年サブリース関連の問題が続発している。

 サブリースとは、家主が個別に物件を貸し出すのとは違い、不動産会社がアパートなどを一括して借り上げ、転貸(又貸し)する仕組みである。多くはアパート建築とのセットで、「家賃収入を年金代わりに」とか「相続税対策に」などというセールストークを仕掛けてくる。家賃保証で空室リスク・滞納リスクを回避できるというメリットがある半面、賃料減額などで家主がアパートの住宅ローンを支払えなくなり、なかには自己破産にまで追い込まれるケースも少なくないのだ。

 サブリースの被害は、これらの社会問題化されたケースだけではない。都内に住むAさん夫妻(60代)が不動産会社B社を相手取って訴訟を起こしたのは、サブリースの違う側面での問題があったからだ。

サブリース会社は、「普通のマッサージ店」と主張

 2011年11月、Aさんは今まで住んでいた自宅(1階店舗、2~3階住居)のサブリース契約(5年更新)をB社と結んだ。きっかけは近所に貼ってあったB社の広告が目に入り、近所の飲食店数軒もB社を利用しているという話を聞いたからだった。

「サブリースを選んだのは、やはり、管理の手間がかからないことと、家賃保証をしてくれるからでした」

 B社は店舗専門の不動産仲介会社だったが、契約時には「2~3階は住居用として使う」と約束、「賃借人が見つからなければ、当社の社員寮にしてもいい」とも言っていた。

 別の区に住まいを移したAさん夫妻がしばらくして立ち寄ってみると、1階はおでん屋のテナントが入っていた。ところが、住居用として約束したはずの2~3階には、「癒し系マッサージ」という看板が見えるではないか。近所の人に話を聞いて、驚いた。

「中国人の女性店員がかなりきわどいことまで行う風俗系マッサージらしいという噂ですよ」

 B社に抗議したが、「いやいや、普通のマッサージ店です」と噂を否定、警察に問い合わせてみたものの、性風俗関連特殊営業であるという確証をつかむことはできなかった。癒し系マッサージ店は繁華街でもないこのあたりでは異質で、近所から迷惑がられていたのだが、それだけではなかった。

 そもそも路上の立て看板自体、違法ではあるが、その立看板が倒れたのが原因でドアが損壊した。ラーメンやオイルを流して排水管を詰まらせた挙句、排水管破裂で汚水が噴き出て隣の敷地まで迷惑をかける羽目にもなった。度重なる不祥事に、マッサージ店に出て行ってもらうようにB社に申し入れるが、聞き入れてもらえない。

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