レディ・ガガ、抗精神病薬「オランザピン」服薬を告白…「自分の脳を常には制御できない」の画像1
新作アルバム『Chromatica』発売に際し、アップルミュージックのラジオ局Beats 1に出演、DJのゼイン・ロウによるインタビュー取材に回答するレディー・ガガ。(画像は同ラジオ局の動画より)

 歌手のレディー・ガガ(34)が、下積み時代の19歳の時、20歳年上のプロデューサーに性的暴行を受けたことが原因で、現在でも心的外傷後ストレス障害(PTSD)とうつ病に苦しんでいることをラジオで告白、話題となっている。

 ここ数年のアメリカでは、エンターテインメント業界におけるセクハラ、性的暴行事案について当事者が声を上げる動きが一般化して久しい。「#MeToo」運動もその文脈上にある。

 ガガの性的暴行被害自体については、2014年に出演したラジオで初告白して以降幾度か語っているものだが、今回の発言では、彼女がいまもその“後遺症”に苦しめられ続けていることが、あらためて浮き彫りとなった。そして今回の告白で衝撃的だったのは、その“後遺症”のために彼女が現在でも飲んでいる薬の名称までもが明らかにされたことだろう。

「私は私の脳に起こることをいつも制御できるわけではない」

 ガガは、アップルミュージックのラジオ局Beats 1に出演し、DJのゼイン・ロウによるインタビュー取材に回答。5月29日に発売したガガの6thアルバム『Chromatica』のために書いた「911」という曲が、現在も自身が薬に頼らざるを得ない状況についての歌であると語った。服薬しているのは、抗精神病薬のひとつ「オランザピン」であるという。

 抗精神病薬についてガガが語った部分は以下。

「私は『クロマティカ』において“911”という曲を書いた。これは私が飲んでいる抗精神病薬についての曲。私は私の脳に起こることをいつも制御できるわけではなく、脳で起こっているその過程を止めるために、薬を飲まなければならない」

I wrote a song on Chromatica called 911, and it’s about an anti-psychotic that I take and it’s because I can’t always control things that my brain does and I have to take medication to stop the process that occurs.

「私は精神的な問題を抱えていて、そのために人間として機能しなくなってしまうこともある」

I know I have mental issues and I know that they can sometimes render me non-functional as a human.

ヒルトン姉妹も通った名門女子校で受けた陰湿ないじめ

 本インタビューでガガが言及している、ガガ3年半ぶりのアルバム『Chromatica』は、全米・全英チャートでともに初登場1位を獲得、先行して2月28日に5年半ぶりにリリースされたニューシングル「Stupid Love」も大ヒットした。久々にガガらしいポップ&ダンスに回帰した明るい曲調のアルバムだが、自身が味わってきたさまざまな“差別”も重要なテーマとなっているのだという。

 SNSでも「世界中にはさまざまな人がいて、その人の数だけ、みんな違うのは当然のこと。私たち人間は、思いやりを持って、お互いに優しく接するべきだ」と発信し、そのメッセージが『Chromatica』にも込められているのだという。

 そうした思いの原点にあるのは、14歳のとき入学したニューヨークのカトリック系の名門女子校「Sacred Heart」で受けた、陰湿ないじめ。

 ヒルトン姉妹も通った名門校だが、生徒の親は正真正銘の金持ちばかり。ガガも裕福な家庭に育ったが、父親がイタリア系アメリカ人だったため、周囲からはただの成金だとさげすまれた。深く傷ついたガガは、学校の帰り、親に内緒でニューヨークのクラブに出入りするようになり、歌と踊りに夢中になってゆく。

 17歳でニューヨーク大学芸術学部に入学。本格的に音楽を学ぶつもりであったが、ここでもまた陰湿ないじめを受け1年で退学。ドラッグに手を出し一時は薬物中毒に陥った。しかし、歌と踊りでスターを目指す自身の夢を再確認したガガは、自らの意思でドラッグを断ち切り、薬と縁を切ったのだというが……。

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