中古マンション、なぜ同じ中央線沿線でも7050万円の価格差?最安値は西八王子の1940万円の画像1
JR中央線快速の車両(「Wikipedia」より)

 リクルート住まいカンパニーが運営するニュースサイト「SUUMOジャーナル(スーモジャーナル)」が発表した「JR中央線・快速停車駅の中古マンション価格相場が安い駅ランキング 2020年版」によると、最安値は西八王子の1940万円で、最高値は四ツ谷の8990万円となっており、7050万円の価格差が生じている。

 東京駅と高尾駅を約1時間10分で結ぶJR中央線快速の停車駅は全24駅。中古マンションの価格相場の実情や穴場の駅について、「SUUMO」副編集長の笠松美香氏に話を聞いた。

西八王子駅は唯一の1000万円台に

――ランキングの結果から教えてください。

笠松美香氏(以下、笠松) 以下になります。なお、高尾駅、神田駅、東京駅は平均値を算出するための対象物件数に満たないため除外しています。

1位 西八王子 1940万円(東京都八王子市)

2位 日野 2680万円(東京都日野市)

3位 八王子 2980万円(東京都八王子市)

4位 豊田 3435万円(東京都日野市)

5位 西国分寺 3599万円(東京都国分寺市)

6位 東小金井 3780万円(東京都小金井市)

6位 立川 3780万円(東京都立川市)

8位 国立 3989万円(東京都国立市)

9位 武蔵小金井 4290万円(東京都小金井市)

10位 武蔵境 4365万円(東京都武蔵野市)

11位 国分寺 4490万円(東京都国分寺市)

12位 高円寺 4830万円(東京都杉並区)

13位 荻窪 5480万円(東京都杉並区)

14位 三鷹 5580万円(東京都三鷹市)

15位 西荻窪 5690万円(東京都杉並区)

16位 阿佐ヶ谷 5880万円(東京都杉並区)

17位 中野 5980万円(東京都中野区)

18位 吉祥寺 5999万円(東京都武蔵野市)

19位 新宿 6535万円(東京都新宿区)

20位 御茶ノ水 6605万円(東京都千代田区)

21位 四ツ谷 8990万円(東京都新宿区)

 同じ沿線ではありますが、西八王子と四ツ谷では7050万円の価格差が生まれています。最近は都心部と郊外で価格差が広がりつつあるため、そうした事情も反映されています。

――上位3位の印象についてはいかがですか。

笠松 トップ3は八王子市と日野市の駅となりました。3位の八王子駅は人口も産業も多く、八王子市の中心部として元気あふれる街です。八王子市は再開発により、市の中央部にマンションを建設し、各駅前に賑わいをつくることで居住者を呼び込む施策を展開しています。そのため、マンション購入でも比較的選択肢が多いです。

 2位の日野駅は今年で130周年を迎えた歴史ある駅で、新選組の副長・土方歳三や六番隊組長・井上源三郎の出身地でもあることから、歴史好きには興味深い街並みが広がっています。駅周辺には飲食店や個人商店のほかにスーパーも点在しており、駅から北に10分ほど歩くと多摩川が流れるなど自然も豊富です。また、日野駅はマンションよりも一戸建て住宅が多いです。

 1位の西八王子駅は唯一の1000万円台です。駅ビルやスーパーなども充実しており、距離的には八王子駅とさほど離れていませんが、価格相場は1000万円以上も低いため、穴場といえるかもしれません。日野駅と同様に、中古も含めてマンションの供給自体が多くないという事情もあります。

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