批判殺到のau・月額9350円プランは筋が悪い…ドコモ「メインで値下げ」のまやかしの画像1
auショップの看板(「Wikipedia」より/Kirakirameister)

 KDDIが9日に発表したau向け5Gスマートフォン新料金プラン「データMAX 5G with Amazonプライム」がインターネット上で物議を醸している。NTTドコモがこれに先立つ3日、月間データ容量20GBを月額2980円(税抜)で利用できる新料金プラン「ahamo(アハモ)」を2021年3月に提供開始することを発表していたからだ。

 auの新プランは、データ容量上限なし、「Amazonプライム」や動画見放題サービス「TELASA」の利用料がセットとなっている。「スマホ応援割III」や「5Gスタート割」など各種割引を利用すれば月額3760円になる仕様ではあるものの、割引なしの価格は月額9350円(税別)となってしまい、アハモと比較したユーザーなどから「高い」「安くない」と批判が殺到。9日正午ごろにはTwitterで「au解約」がトレンド入りした。

 auの新料金プランがここまで大きな批判に直面した背景には、菅義偉首相が官房長官時代から提言を続けていた大手携帯キャリア3社の「携帯電話料金値下げ」政策がある。そのため、発表された新料金プランを単純に比較するだけでは見えてこないものもある。

 そもそも、今回のauの新プランは付帯サービス山盛りの「リッチプラン」であり、スマホをなるべく安く使いたい人向けのプランのようには見えない。今後も、携帯各社から次々と新プランが発表されることになるが、ユーザーはどのような視点でこれを受け止めればいいのだろうか。

ahamoはもともとドコモのサブブランドになるはずだった?

 スマホ評論家の新田ヒカル氏は次のように解説する。

「アハモが発表された直後なので、ユーザーとしては違和感があると思います。ただ、そこまでKDDIを責めるべきニュースではないと考えます。

 まず、ドコモがアハモを発表するまでの日本の携帯業界の流れを見てみます。まず大手携帯キャリア3社があり、そこに格安スマホが出てきてたため、その間をとるものとしてY!mobile(ワイモバイル、ソフトバンク系列)とUQmobile(KDDI系列)というサブブランドがあります。

 菅首相は官房長官のころから、携帯料金を下げるよう大手キャリア3社に要請していて、各社が抵抗していました。KDDIとソフトバンクは、『サブブランドを下げて安くしているから、本体ブランドの値下げはご勘弁願えないか』という姿勢で臨んでいたのに対し、菅首相は『それではだめだ。メーンを下げなさい』と応じているようです。

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