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吉野家・すき家・松屋、不評続出の商品6選!「匂いがヤバい」「冷凍食品感が強い」

文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio
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吉野家の店舗

 全国的に展開している牛丼チェーンは商品の提供スピードの早さからテイクアウトも盛んで、世代を問わず幅広く愛されている。しかし、牛丼チェーン大手3社の「吉野家」「すき家」「松屋」の各運営会社が発表した第3四半期決算短信によると、新型コロナウイルスが猛威を振るう昨今は厳しい状況にあるようだ。

 それぞれの連結決算を見ていくと、すき家を展開するゼンショーホールディングスは1億9200万円(2020年4~12月)、松屋フーズホールディングスは18億6600万円(20年4~12月)、吉野家ホールディングスは54億9900万円(20年3~11月)の最終損失を記録しており、3社ともに赤字を出すこととなった。

 業界大手ということもあって基本的に優れたメニューが揃っているが、中にはおすすめできないような商品もラインナップされている。今回は、大手3チェーンの商品を独自にリサーチし、「この春、買ってはいけない3大牛丼チェーンの商品」6品を選出した(価格は税込み)。

吉野家/ライザップ牛サラダ/550円

 最初に紹介する「ライザップ牛サラダ」は、19年8月の『吉野家・すき家・松屋、今夏、注文すると損する“大不評”メニュー6選!』でも取り上げた商品。リモート太りなどに気を遣いたい方におすすめできない商品として、再度チョイスした。

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 これはライザップとコラボレーションして開発されたサラダで、牛肉や鶏肉、ブロッコリー、半熟玉子といった食材を揃えて、高たんぱく質かつ低糖質であることが特徴の商品となっている。栄養バランスには優れているのだが、前回も言及した食い足りなさだけでなく、「コスパが悪い」という声も上がっている。

 実食してみると味はおいしいのだが、ボリュームを考えると、550円という価格に見合った量とは言い難いかもしれない。ダイエット食にコスパを求めるべきではないかもしれないが、割高感が気になる方は別の商品にするべきだろう。

吉野家/チーズカルビ丼(並盛)/720円

 続いては、吉野家「チーズカルビ丼」。19年10月に掲載された『吉野家・すき家・松屋、大不評のメニュー5選!松屋のカレー改悪?』で一度紹介しているが、「チーズの盛り付けが悲惨」「他店のチーズの方がおいしい」とチーズのクオリティに疑問を抱く声も多いので、改めてピックアップさせていただきたい。

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 実際に購入してみたところ、チーズの盛りつけにそこまで粗雑さはない。味についても、以前取り上げた際には味の濃さが不満点として挙げられていたが、厚みのあるカルビ肉にからめられた醤油だれとチーズの相性が良く、今回問題は感じられなかった。

 しかし、チーズの味や食感については他店と比べると好みが分かれるようなクセの強さがあるだけでなく、ややソリッドなチーズとなっているので、とろとろ感が少ない印象を抱くかもしれない。商品によっての当たり外れの差が激しいとも言えるので、その点を留意して購入していただきたい。

すき家/牛あいがけ豚角煮丼(並盛)/790円

 次に紹介するのは、20年9月30日に登場したすき家の「牛あいがけ豚角煮丼」。本格中華を志向した商品で、厚く切られたとろとろの豚角煮と牛肉を同時に味わえるのが特徴だ。

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 ボリュームも満点で一見、満足度が高そうに思えるのだが、SNS上では「豚角煮の中華風の味付けと牛丼は合わない」といった不満の声が上がっている。

 実食してみると、豚角煮そのものはとろとろで食べ応えがあり美味なのだが、指摘されていた通り、豚角煮と牛肉を合わせて食べることの特別なおいしさなどは感じられなかった。豚角煮は味つけがやや濃いので、それも不調和を生んでいる要因かもしれない。主張が強い中華風豚角煮は、単体で注文する方がおすすめかもしれない。

すき家/まぐろたたき丼(並盛)/590円

 すき家まぐろたたき丼」は、19年5月掲載記事『吉野家・すき家・松屋で今、買ってはいけない“地雷”メニュー6選!高いのにガッカリ!』でもピックアップした商品。2年経てもなおユーザーからの不満点が改善されていないとのことで、今回改めて取り上げた。

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「まぐろたたき丼」はすき家で定番の海鮮メニューで、まぐろのたたきのさっぱりとした味と特製だれがかかったご飯との相性が評判の商品だ。しかし、SNS上では「まんまプレート状」「冷凍食品感が強い」という感想が散見されている。

 実際に注文してみると、ご飯の上のまぐろのたたきはフリスビーのような形状をしていてほぐされた様子はない。商品提供までの早さが求められるファストフード店の性質を考えると致し方ないところではあるが、冷凍していたものがそのままのせられているような見た目ではあまりに色気がない。味自体は絶品なだけに、よりいっそう残念な気持ちになる商品と言えるだろう。

松屋/鶏のじゃがバター炒め定食/690円

 次に紹介する松屋「鶏のじゃがバター炒め定食」は、3月9日から登場した新商品。やわらかな鶏もも肉と北海道十勝産のじゃがいもを、国産バターと特製にんにく醤油タレで炒めた商品なのだが、問題は特徴のひとつであるにんにく醤油タレにあるようだ。

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 SNS上では「匂いがヤバい」「にんにくがガッツリ入りすぎて、食べた後にマスクするのがキツかった」など、想像以上のにんにくの存在感に驚きと戸惑いが隠せない意見が見受けられる。

 実際に食べてみると、口の中で肉汁が滴る鶏もも肉は美味でご飯が進むのだが、確かににんにくの香りがすさまじい。食後の口臭を考えると、ビジネスパーソンのランチにはおすすめしづらい商品だ。

松屋/厚切り豚焼肉定食/650円

 最後に紹介する松屋の「厚切り豚焼肉定食」は、これまでの「豚肩ロースの豚焼肉定食」が2月23日にリニューアルした商品。

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 名前にもある通り、食材の豚肩ロース厚切りになったことが最大の魅力とされている。だが、SNS上では「これが厚切りって言えるの?」「思ったよりも肉が少なくて、これで650円は値段が高い」と、ボリュームやコスパについて疑問の声が投げかけられている。

 実食してみたところ、ペラペラというわけではないのだが、決して肉厚とも言えない食感で、味つけがシンプルなだけに質素さが感じられ、名前負けしている印象は否めない。リニューアルに対する期待を裏切ってしまった商品と言えるだろう。

――基本的にはどのチェーンもおいしいメニューばかりなのだが、ここまで紹介してきた6品のように不評が寄せられている商品も存在する。味覚は個々人によって大きく違うものだが、各チェーンでの食事の参考として覚えておいていただけると幸いだ。

※情報は2021年3月19日現在のものです。

(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)

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エーヨンスタジオ/WEB媒体(ニュースサイト)、雑誌媒体(週刊誌)を中心に、時事系、サブカル系、ビジネス系などのトピックの企画・編集・執筆を行う編集プロダクション。
株式会社A4studio

Twitter:@a4studio_tokyo

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