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やってはいけない! NG副業4つのパターン

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※画像:『本当の自由を手に入れるお金の大学』(朝日新聞出版刊)

 生きていくために必要な「お金」。自由な人生を歩むために。老後を安心して過ごすために。コツコツと貯金をしたり、投資をしたり、副業をやってみたりしながら、手元のお金を増やしていくことが求められている。


 しかし、闇雲にお金を増やそうと思うのは危険だ。インターネット上に転がっている情報を鵜呑みにするのはもってのほか。しっかりと勉強をして、お金を向き合いながら確実にやっていくことが、結果的にお金から自由になる人生を歩むための最短ルートになる。


 『本当の自由を手に入れるお金の大学』(両@リベ大学長著、朝日新聞出版刊)はまぎれもなく、今最も売れているお金の勉強本の一冊だ。


 本書の特徴は、会社経営者・投資家であり、Webコンテンツ「リベラルアーツ大学」の「学長」である両氏が、図やイラストを交えながら関西弁で分かりやすく「お金」のイロハを解説。「貯める」「稼ぐ」「増やす」「守る」「使う」の5つのポイントからお金の教養を学んでいける本になっている。


 ここでは本書の「稼ぐ」の章から副業についてピックアップしよう。

 

■会社に副業がバレたくないときは…


 資産を増やすためには貯めたり、投資で増やすだけでなく、転職や副業で「稼ぐ」という方法がある。とりわけ近年はブームとだけあって、副業に注目が集まっており、自分もやってみようと思っている人も少なくないだろう。


 しかし、副業を始めたことを会社に言い出しにくい空気もある。そこで本書では、会社にバレずに副業をしたいときは「事業所得」の副業を選ぶことをすすめている。そして、確定申告時に、提出する書類で住民税の払い方を「普通徴収」にチェックすればOKだ。


 土日で決まった時間に勤務するアルバイトなどでもらえるお金は「給与所得」にあたるが、住民税は「給料の額の高い会社がまとめて源泉徴収する」というルールがあるという。そこで本業の会社の経理担当が副業に気付く可能性があるのだ。

 

■いざ副業をしよう! でもまずは何をすればいい?


 では、いざ副業!といっても何をしていいのか分からない人もいるだろう。そこで両氏は「とりあえず『自分の力で稼ぐ』ということを体験してみるとええで」とアドバイスする。


 例えばメルカリやヤフオクで家の不要なものを売ってみる。もちろん、それだけで食べていくのは極めて難しいが、まずは商売の基本を学び、稼ぐ練習をすることから始めてみる。もし、出品したものが売れたら、今度はどうすればもっと高く売れるだろうと考え始めるはず。


 もちろん行き詰まることもあるだろうが、「行き詰まるところまでいく」ということが重要と両氏は述べる。

 

■やってはいけないNG副業4つのパターン


 基本的に副業でやるビジネスは自由に選んでいいが、「こんな副業は避けるべき」という副業もある。


 まず気を付けるべきは、「ラクして稼げる」系の副業教材に手を出さないということ。「1日5分で」「月商〇千万円を最速で生み出す」などの謳い文句をネット上で見かけたことはあるだろう。両氏は「ほぼ全部が詐欺」と看破する。


 ラクして稼ごうとそこに乗っかってしまうのは、他人を稼がせるカモに自分がなることと同じ。無意味にお金を失ってしまうことになる。


 さらに、両氏が「これはやめておいたほうがいい」という4つの副業パターンをあげている。


(1)アルバイト


 アルバイトは給与所得になるが、それは「時間の切り売り」だと両氏。副業の目的は事業所得を増やすためであり、本来の目的とは異なる。アルバイトで給料を伸ばそうと思うなら、本業の給料を伸ばすことを考えるべきだという。


(2)ネットワークビジネス


 稼ぐのに効率が悪い、コミュニティに依存しやすいといった理由もあるが、何よりも社会的信用を失って友人関係が悪化してしまう。「どんなに金が稼げても、友達のおらん人生は虚しい」とは両氏の言葉である。


(3)副業としての投資


 両氏は投資をすすめているが、それはあくまで不動産や株などの資産を買って、時間をかけて着実に育てていこうということ。FX(自動トレード含む)といった投機性の高い投資は、副業ではなくただのギャンブルである。


(4)ノウハウも身につかずに未来に単価も上がらない仕事


 データ入力の仕事や単価激安のライターなど、単純作業のような仕事は、ノウハウも身につきにくく、単価も上がっていきにくい。副業するなら、未来の大きな実りを目指したい。なのに、ただこき使われるだけでは、元も子もないだろう。


 これから稼いでいくためにも、未来につながる副業を選びたいところだ。


 本書を読んでいくと、お金と向き合うことで、これから自分がどうなりたいのかが大事だと考えさせられる。節約をしたり、投資をしたり、稼ぐ力を身につけることも、すべて未来の自分のため。


 自分の人生を自由にするために、本書を通してお金の教養を身につけてみてはいかがだろうか。(金井元貴/新刊JP編集部)


※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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