「人脈づくりは大事」「顧客からのクレームはチャンス」など、ビジネスの世界には、正しいとされている「常識」がいくつもあり、ほとんどの人はそれをそのまま信じて、したがっています。
しかし、これらの常識は本当に正しいのでしょうか?
「実は、仕事の常識といわれていることの中には、成果につながらない間違った常識がたくさんまかり通っているのです」
そう話すのは、コンサルタントの北岡秀紀さん。北岡さんはこれまでに1000人以上のすごい経営者に会い、彼らの仕事の極意を学んできました。そんな北岡さんは、著書『96%の人がやっていない 稼ぐ人の常識破りの仕事術』(アスコム/刊)で、その“間違った常識”を指摘しています。一体、どんな常識が間違っていて、本当に成果につながる常識とはどのようなものなのでしょうか。
●「メールに即レスする」という常識
人間が集中状態に入るには20分かかると言われています。集中力が途切れる「即レス」は無駄な時間を生み、さらには仕事の質を落とすだけ。そこで、メールを読む時間をキープしておき、そこで全部見て、レスをするようにしましょう。今までよりも短時間でレスができる上、メールで他の仕事を邪魔することもなくなります。
●紙に書いても「夢」は叶わない
「自分の夢を紙に書け」というのは、自己啓発系のセミナーや本で、しきりに言われること。これを鵜呑みにした上司や先輩から、「夢は紙に書いておかなきゃダメだよ」などと言われたことがある人も、いるかもしれません。でも、何で夢をわざわざ紙に書くのかを尋ねると「忘れないため」という答えが返ってきます。これは不思議だと思いませんか?
本当に成し遂げたい夢なら、紙に書かなくても忘れるはずがありません。書かないと忘れてしまうようなら、もともとそこまで達成したい夢ではないのです。「夢を紙に書く」こと自体には何の意味もありません。それよりも「なぜその夢をかなえたいのか」という理由の部分を、自分の中に明確に持つべきです。それがないと、どんなに具体的な夢を設定しても、肝心の行動や努力が続かないでしょう。
ほかにも、「仕事に完璧を求めない」「効率を考えて仕事をしない」「ポジティブ思考にならない」「もらった名刺は捨てる」…本当に仕事で成果を出せる人は、「間違った常識」など気にも留めず、独自のやり方を築いて仕事を進めています。
もし「間違ったビジネスの常識」を信じてしまっていたなら、本書を読んで、「成果を出せない人のマインド」から今すぐ抜け出しましょう。「みんなが信じていることを信じて、みんながやっていることをやっていても成功はない」がビジネスの常識なのですから。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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