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セリア、“評判が悪い”“買うと損しかねない”商品5選…ラップケース、折りたたみ簡易チェア

文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio
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セリアの店舗

 バブル崩壊後、消費者の財布の紐が堅くなった時代にその圧倒的安さと便利な商品ラインナップで、驚きの躍進を遂げた100円ショップ業界だが、なかでも多くのファンを抱えているのが「セリア」だ。

 1000円という高価格帯にも進出し始めた業界最大手の「ダイソー」に対抗するかのように、セリアは税抜き100円という低価格帯を維持する姿勢を見せ続けている。加えてそのデザイン力の高さでも、他の100円ショップブランドとは一線を画す個性を放っている印象である。

 そうした企業イメージのおかげか、2021年3月末日時点での日本国内でも店舗展開数は、直営店・FC店含めて1787店舗を誇っており、これはダイソーに続く業界No.2の座を有する数値となっている。

 しかし、激戦続く100円ショップ業界でも衰えぬ力を見せるセリアではあるが、なかには「これはちょっとどうなんだろう……」と戸惑ってしまう商品があるのもまた事実。そこで今年もセリアのラインナップを独自調査。この夏、買うと損しかねないセリアのちょっと残念なグッズ5選を紹介していこう。

コンパクト簡易ストーブ/110円(税込、以下同)

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 今や、100円ショップ業界は“アウトドアブーム”といっても差し支えないほどに、店舗にアウトドア関連の商品が充実している。ベテランのアウトドアファンたちが、キャンプの際に使える100均グッズを紹介したことからそのブームが広がり、多くのグッズが発売されたわけだが、セリアの「コンパクト簡易ストーブ」の購入を考えているなら、少し待ってほしい。

 この商品は、亜鉛メッキの施されたスチール製で、折り紙のように織り込むことで、あっという間に小型ストーブに変身するというアイテム。このストーブの中に固形燃料や枯葉、小枝を入れて火をつければ、ほどよく風をガードしてくれるというわけだ。

 実際、組み立ては簡単で、値段の張るアウトドア専門ブランドの商品に比べれば、その安さは目をみはるものがある。しかし本品は構造上、網や鉄板をのせるスリットがないので、料理などに応用することが不可能なのだ。アウトドアのファイアーグッズは料理機能と不可分な側面も大きいので、完全焚き火用かつそのサイズもかなり小さい本品の実用性は、高いとは言いづらいだろう。

粘着テープ リングブラケット 2P/110円

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 夏の強い日差しは洗濯ものを干すのにうってつけ。そんな夏に合わせて、物干しシーンに使うグッズの新調を考えている人もいることだろう。だが、セリアの「粘着テープ リングブラケット 2P」はおすすめしづらい一品だ……。

 この商品は、ABS樹脂でできた物干し竿を差し込む固定具。固定部分のリングが回転するので、ベランダの角などに接着すればデッドスペースを物干しスペースに有効活用することができるというわけだ。だが、こうした利点と同じくらい不安点もまた多い。

 ひとつは、雨風にさらされることであっという間に劣化しそうなほど作りが簡素なこと。とりわけリングの根元などはかなりシンプルなので、その耐久性に不安を覚えるのは致し方ないだろう。

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