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ドンキ、買う前に“要確認”の4品…有名ブランドに激似の化粧水、鶏肉パッサパサの対カレー

文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio
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MEGAドン・キホーテの店舗

 ドン・キホーテと聞いて多くの人が想像するのが、店内の独特なレイアウトとそのポップさではないだろうか。食品や日用雑貨など豊富なバリエーションの商品が、他店を凌ぐ低価格で、ギュウギュウに並べられて販売されているあの空間に足を運べば、購買意欲を刺激されるという方も多いだろう。

 そんなドン・キホーテは今年2月、運営会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの吉田直樹社長が、「安さを追い続けた結果、どこにでもありそうな商品ばかりを量産していた」と、これまでのPB(プライベートブランド)「情熱価格」を評したうえで、リニューアルを発表。ロゴを刷新し、新ブランドチャンネル「ありえ値ぇ情熱価格」のデビュー、顧客からの“ダメ出し”を商品の改良に取り込むためのウェブサイト「ダメ出しの殿堂」の公開を掲げたのだ。

 しかし、PBの全面刷新は一朝一夕に叶うものではないようだ。ドン・キホーテの「情熱価格」から出ている商品のなかには、購入したユーザーからの評価が芳しくないものもちらほら見受けられる。そこで、今回「買うべき・買ってはいけない調査班」がドン・キホーテのこの夏「買ってはいけない」商品を独自にピックアップ。この夏のドン・キホーテでの買い物に役立てていただけると幸いである。

ハトムギ化粧水 1000ml/659円(税込、以下同)

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 ドン・キホーテの化粧品売り場は、ドラッグストアと張り合えるほどに品揃えが豊富だ。それでいて、他店ではなかなかお目にかかれないような安さで有名商品が販売されているため、そちらに目を奪われがちだが、なかには当然「情熱価格」の商品も売られている。「ハトムギ化粧水 1000ml」もそのうちのひとつなのだが、この商品を購入する際には注意が必要だろう。

 というのもこの商品、美容雑誌や口コミサイトのコスメアワードの常連である、naturieの「ハトムギ化粧水」と商品名が同じであり、パッケージデザインも酷似しているのである。Twitterでも、「よく見たらnaturieじゃなくて偽物だし悪質だな」「間違えて買うところだった」などの声があがっており、間違えそうになるユーザーが後を絶たない模様。

 しかし、その一方で「安いからバッチャバチャ使えていいね」「コスパは最強だよね」と、コスパの高さを評価する声も少なくない。商品自体が悪いわけではないようだが、naturieの「ハトムギ化粧水」をドン・キホーテで購入したい方は、注意していただきたい。

もりおか冷麺 激辛くん/279円

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 食欲が減退してしまいがちな夏。つるつると食べられる冷やし麺は、ありがたい存在だろう。「情熱価格」からも、夏にぴったりな冷やし麺がいくつか出ているのだが、「もりおか冷麺 激辛くん」に関しては、購入を慎重に検討すべきかもしれない。

 この商品、2020年7月7日付当サイト記事『ドンキ、“買うときは要注意”な商品4選…音質が悪い驚安テレビスピーカー、辛すぎる冷麺』でも紹介したのだが、やはり“辛すぎる”のである。麺とスープと激辛だれがセットになっており、好みに合わせて辛さをプラスしていくことができるのだが、激辛だれを全部入れてしまうと強烈な辛さになってしまうのだ。

 実際、食べて思わず黙ってしまうほどの辛さで、面食らってしまうレベル。食後は激辛料理を食べたあと特有の“胃の違和感”もあり、やはりその辛さは頭ひとつ抜きん出ているという印象だった。しかし、麺にはコシがあり、激辛だれも“甘辛”といった味わいで、なかなか美味しかった。辛さ耐性の強い方や、友人や家族と盛り上がりたい方は、度胸試し感覚で購入してみるのもアリかもしれない。

紙パック式クリーナー/5478円

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 オリジナルの家電製品の開発にも積極的なドン・キホーテ。2020年には2万円台前半の価格で購入できるPC「ナノートUMPC-01-SR」を発表し、大きな話題を呼んだ。だが、そのスペックに関しては評価が分かれるところ。値段を踏まえれば十分とする声もあるが、例え少し値が張っても満足できる性能の商品が欲しいという方も多いはず。

 昨年10月4日付記事『ドンキ、買うのは他社製品にすべき5品…うるさいクリーナー、低コスパなモバイルバッテリー』でも紹介した、「紙パック式クリーナー」と同じことがいえるだろう。

 こちらは紙パック式の掃除機で、ゴミ捨ての際にも手が汚れないのが嬉しい商品。そのほか、ハンドルが握りやすい形状になっていたり、付属のアタッチメントと組み合わせることで、普段は手の届きにくい隙間や窓のサッシまで掃除ができたりと、「情熱価格」のこだわりが光る商品である。購入したユーザーの声に耳を傾けると、「値段のわりに吸引力有り」「このお値段では文句なしです」と、コスパの良さと吸引力の高さを評価する向きも少なくない。

 だが、「ホースが硬くて使いにくい」「ホースが切れる」「音がうるさい」など、さまざまな問題点も指摘されている。リーズナブルさよりもスペックやクオリティを重視し、快適な使い心地は譲れないという方は、他のメーカーの商品に頼ったほうがいいだろう。

タイの台所 レッドカレー/258円

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 先に取り上げた「もりおか冷麺 激辛くん」以外にも、「情熱価格」からはバラエティに富んだ食料品がラインナップされている。「タイの台所 レッドカレー」もそんな商品のひとつで、タイ風の本格カレーがレトルトで味わえるとして高く評価するユーザーも少なくないが、一方で不満の声も聞こえてくる。

 複数のユーザーからあがっていた不満は、このカレーに入っている鶏肉がパサパサであるという点だ。実際に同商品を実食してみたところ、確かに鶏肉のパサパサ感が否めない。だが、タイのカレーといえば、だいたい脂身の少ない鶏肉を使用しているイメージなので、現地の味に近づけるための、あえてのチョイスという見方もできるはずだ。

 とはいえ、日本で馴染みのある普通のカレーを食べたい人にとっては、“パサパサな鶏肉”と感じてしまうのも理解できる。そういう方には本品の購入を避け、他のレトルトカレーを選ぶことをおすすめしたい。

 今回は、ドン・キホーテの要注意なアイテムを4品紹介した。ただ、メリットとデメリットを理解したうえで購入すれば問題ない場合も少なくないので、一概に「買ってはいけない商品」と言いたいわけではない。ドン・キホーテで買い物をする際は、自分の用途やこだわりなどを明確にしたうえで購入を決めれば失敗が少ないだろう。
(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)

※情報は2021年7月6日現在のものです。
※価格はライター調べです。店舗や時期によって変動する可能性があります。

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