スーパーマーケット・西友のプライベートブランドとして1980年に誕生した無印良品。今年5月20日までに、国内に497店舗(Café&Meal MUJI 31店舗、IDÉE 10店舗含む)、海外に571店舗(Café&Meal MUJI 25店舗含む)を擁しており、世界的にも知名度の高いブランドに成長している。
無印良品の1号店は1983年に東京・青山でオープンし、当時は「わけあって、安い。」というキャッチコピーを打ち出していた。そこからスタートした同チェーンは、「素材の選択」「工程の点検」「包装の簡略化」に重きを置いた商品づくりを続け、現在では7000品以上の商品を扱っている。
また、今年4月28日に、コンビニ大手・ローソンへの無印良品商品の本格展開開始を発表し、来年中を目処に全国規模に拡大するとしている。より一層、無印の商品を買い求めやすくなるのはありがたいかぎりだ。
そんな無印良品の商品は、シンプルで品質に優れた商品が多いと人気である。そこで今回は、“買うべき無印良品商品”を5つ選出。どれも生活を豊かにしてくれるものばかりなので、ぜひチェックしてみてほしい。
磁器アロマポット/790円(税込、以下同)
まず紹介したいのが、「磁気アロマポット」。最近では超音波を利用したアロマディフューザーが流行しているが、こちらは電気を使用せず、キャンドルで熱を加えて香りを楽しめる商品。モダンかつ洒脱なデザインが無印良品らしいといえるだろう。
好みのエッセンシャルオイルと直径約7.2cm以下のキャンドルを用意する必要があるが、使用方法は簡単。天面の皿に水またはぬるま湯を6~7分目まで入れ、そこにエッセンシャルオイルを数滴垂らし、キャンドルを商品下部に設置して加熱すれば香りを楽しめるのだ。
無印良品で販売している「エッセンシャルオイル おやすみブレンド」(1490円)と、「キャンドル ミニ 無香タイプ/12個入」(290円)も購入し実際に使用してみたところ、しっかりと香りを感じることができた。今回はエッセンシャルオイルを3滴入れたのだが、入れる量によって香りの強さも調整できるので、自分好みの分量で楽しんでほしい。
タグツール・LEDライト/990円
音湿度計やテーブルフックなど、外出先であったら便利な商品が揃っている無印良品の「タグツール」シリーズ。機能はシンプルなものの、持ち運びやすいサイズ感とリーズナブルな価格設定が人気を呼んでいるシリーズだ。
なかでもSNSで「びっくりするほど明るい」「小さいのにすごい」など、絶賛の声が多いのが「タグツール・LEDライト」。およそのサイズは幅4.5cm×奥行1.3cm×高さ3cmと小型で、使用するにはボタン電池が2個必要だが、電池は付属しているので購入後すぐに使用可能。連続点灯時間は15時間にも及ぶとのこと。
実際に使用してみたところ、夜道をしっかり照らせるくらいの明るさがあった。ON・OFFの切り替えスイッチのみのシンプルなつくりなので、すぐに明かりが欲しいシーンでも重宝しそうだ。「タグツール・シリコーンケース」(290円)に入れれば、バッグなどに付けておくこともでき、携帯しやすいのも評価ポイントだ。
BGM24 Finland/990円
無印良品の店内で流れているBGMは、異国の雰囲気が漂うものが多い。実はこのBGMは、店内で流すためだけに各国に足を運んでレコーディングしているという。そんなこだわりの楽曲をCDに収めたのが「BGM」シリーズだ。
アルバムごとに国や地域が異なるのだが、ハワイやスペイン、ポーランドなど、20種以上が存在。今回は、森と湖が有名なフィンランドの地元ミュージシャンによって演奏された楽曲を収録した、「BGM24」を購入して聴いてみた。13曲収録されており、どれも北欧情緒が漂う優しいメロディ。リラックスしたいときや、集中したいときにうってつけのBGMとなっている。
公式サイトでは各CDの一部の楽曲を視聴できるほか、各種ストリーミング音楽サービスでの販売も行っているため、スマホなどで聴きたい方にはCDではなく配信サービスがおすすめだろう。
洗いざらしまくらカバー/490円
「洗いざらしまくらカバー」は、綿100%のシャツの肌触りの良さをお手本にしたというオーガニックコットン100%使用の商品。防水加工を施しており、繰り返し洗っても柔らかさが持続することを売りにしている。
購入者からは「2年使ってるけどふわふわ」「色が豊富なのが嬉しい」などの声が上がっている。オフホワイト、グレー、ダークグレー、ライトベージュ、ベージュ、スモーキーブルー、ダークネイビー、ライトブラウンの8色展開で、定番カラーのほかに枕としては珍しい色があるのも特徴といえるだろう。
実際に使用してみたところ、しっかりとした生地感で、サラサラとした肌触りが気持ち良い。使用後に洗濯も試してみたが特に問題はなく、長期的な使用に期待が持てそうな商品だった。コスパの良い洗濯可能な枕を探している方は、ぜひチェックしてみてほしい。
ポリプロピレンウェットシートケース/490円
最後に紹介するのは、「ポリプロピレンウェットシートケース」。無印良品らしい白を基調としたデザインで、コロナ禍で必需品となったマスクをはじめ、ウェットティッシュやゴミ袋など、さまざまなアイテムを収納できる点が高く評価されている。
およそのサイズは幅19cm×奥行12cm×高さ7cm、取り出し口の大きさが5.5cm。光沢のある質感がお洒落で、リビングや玄関に置いておくだけでインテリアとして機能しそうな見栄えだ。
実際にマスクを入れて使用してみたところ、取り出し口も小さすぎるということがないので、マスクの形を変形させることなく取り出すことができた。500円以下というお手頃価格も魅力的なので、コスパの良い収納ケースを探している方は購入を検討していただきたい。
今回は“買うべき無印良品商品”を5つ紹介したが、どれも機能性が高いうえにお手頃価格だった。気になる商品があった方は、ぜひ前向きに購入を検討してもらいたい。
(文・取材=A4studio)
※情報は2022年5月20日現在のものです。