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繊細で傷つきやすい人が快適に生きるためのヒントとは

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※画像はイメージ(新刊JPより)。
※画像はイメージ(新刊JPより)。

 気にしすぎ、考えすぎで、人間関係や仕事でストレスを抱えてしまう。

 そんな敏感すぎる人は「もっと大雑把に生きられたら、どんなにラクだろう」と思うこともあるはずだ。気にしすぎず、考えすぎず、想像しすぎず、もっとラクに生きるにはどうしたらいいのか。ある種の「鈍感さ」とは訓練で身につくものなのか。

繊細すぎる人が知っておきたい「鈍感になる方法」

 『鈍感になる練習』(齋藤孝著、内外出版社刊)では、明治大学文学部教授の齋藤孝氏が、感受性は豊かだけれども、それをうまくコントロールして、敏感になり、傷つきやすくなっていくのを避ける「鈍感力トレーニング」を紹介する。

 いい人ほどストレスをためやすいと言われている。敏感すぎて他人の意向に沿うようにしていると、だんだんとそれが疲れとしてたまっていってしまうからだ。なので、いい加減くらいがちょうどいい。

 いい加減とは、無理しない範囲のこと。人付き合いでも、自分のちょうどいい距離感を知ること。たとえば、飲み会は3回連続で参加するとストレスがたまって疲れてしまうので、3回に1回くらいなら耐えられる。というように対人関係において、耐えられる基準を自分でわきまえて、距離感をちゃんとつかむことが重要だ。

 他人から褒められと気持ちのいいものだが、他人から「褒められたい」気持ちは捨てて、自分で自分を褒める回路をつくって「自画自賛力」を高めたほうがいい。それが好きだからやっている。褒められるかどうかは別にして、基本好きだからやっているというように、モチベーションを他人に求めないこと。モチベーションの根源を他人に褒められることに置くと、褒められないとがっかりしてしまうからだ。

 褒められる、褒められないに関係なくやるというのは、志を持つことだ。他の人の目を気にしなくていい、ただ志でやっている。鈍感になる練習にはこの志を忘れてはいけない。齋藤氏自身も、10代の終わりの頃に、学問・研究で身を立てるという志を持ったので、服装や髪型が一切気にならなくなったという。褒められる、褒められないは、まったく気にならないという鈍感力をこの時期に磨いたのだ。

 さまざまなことが起こる社会で自分の心を自分でケアする術は持っておいたほうがいい。繊細な人も、鈍感力を上げれば心も軽くなるだろう。鈍感力トレーニングを実践してみてはどうだろう。(T・N/新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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