「B to B輸入」が最強のビジネスである理由…成功の3つのカギ
そして、ここからが重要だ。独占販売権を持つことは、「あなたが日本で、その商品のメーカーになることを意味します」と大須賀氏は述べる。実は、海外メーカーと輸入契約を結べば、法律上も日本では輸入者がメーカーと位置づけられる。もちろん、その分製造者責任などを負う必要もあるが、自分自身のブランドを持つことができるメリットは大きい。
メーカーに振り回されず、自分が日本での価格決定権を持ってビジネスを主導できるようになるのだ。
3.国内の展示会に出展する
最後の仕上げが、国内の展示会に出展するというフローだ。輸入ビジネスの場合、アマゾン輸入などに代表される「to C」(一般消費者向け)ビジネスを思い浮かべる人は多いだろう。しかし、大須賀氏は受注・発送作業などの手間の観点、そして一ショップに独占販売権を与えることはないという契約の観点から、すすめていない。
また、「B to B」のモデルは難しくないという。その方法は、海外のメーカーから送ってもらったサンプルを国内の展示会に出展し、訪れたバイヤーと商談をするだけ。そこで商品に対する反応を見て、本格的に輸入ビジネスに移行するかどうかを判断するわけだ。
日本人というアドバンテージを生かせるビジネス
この大須賀流“輸入ビジネス”のメリットは非常に多岐にわたる。展示会を利用することによって、店舗を構えたり営業マンを雇ったりといったコストをかけなくてもよくなる(ただし、規模が大きくなれば営業は必要になるだろう)。また、「B to B」にすることで、ある程度大きい規模の商品数を扱うことになるので、その分利幅が増えやすい。
さらに、日本人という国民性が持つ信頼の高さも大いに発揮されるだろう。日本は世界3位の経済大国で、市場規模も世界11位。日本人は金銭面での信用も世界的にずば抜けて高いことは誰もが知るところだが、こうした武器をいかんなく使えるのも、このビジネスの特徴だ。
中小企業や個人事業主でも可能なこのビジネス。それを限りなく成功に近づけるためには、やはり魅力的な商品を選ぶ目利きの力が必要になる。そのためには、どうすればいいのか。次回はその部分について触れていく。
(文=編集部)
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