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これは、テレビ関係者から同意を得たので間違いないと思いますが、日本のドラマの低迷は、制作する側のプライド、いわば“かっこつけ”によるところが大きいようです。
韓国のドラマは、視聴者をワクワクさせるためなら手段を選びません。例えば、主人公が突然難病になったものの、次の日にはすっかり元気になってしまうようなシーンも日常茶飯事です。
これは、日本のテレビマンからすると、「いかにもベタで、安っぽい」と感じることでしょう。しかし、あくまで素人の視聴者にとっては、ベタこそが面白い場合もあるのです。
ハングリーさに欠ける日本のメーカー
今、日本の電機メーカーは韓国のサムスン電子の後塵を拝しています。技術力では決して負けていないと思いますが、韓国には「新興国で大々的にプロモーションを行う」といった、リスクを恐れない姿勢があるように感じます。
当然のことながら、豊かになるとハングリーさは失われてしまいます。そんな中、これからの日本はスポーツや企業経営など、ありとあらゆる分野でハングリー精神を生む仕組みづくりが重要になってくると思います。
一時、アメリカ発の成果主義による人事制度がブームになりましたが、「日本の風土には適さない」ということで、あまり広まらなかった感があります。しかし、今一度、日本用にカスタマイズしたスタイルで導入を検討してもいいのかもしれません。
(文=大崎孝徳/名城大学経営学部教授)
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