“勝ち組”伊勢丹が大阪で苦戦のワケ
阪急うめだが全面開業で三越伊勢丹がピンチ! 大阪百貨店戦争の裏
劇的な変化をもたらしたのが北海道の札幌市。03年にJR札幌駅に進出した大丸札幌店は562億円の売上高をあげ、札幌ナンバーワンの百貨店になった。広い商圏からの集客が可能なJRの駅に直結した百貨店の強みをまざまざと見せつけた。
しかし、JR大阪三越伊勢丹が大敗し、JRの駅に直結する百貨店の栄光の神話が崩壊した。商業施設は開業効果が薄れる2年目から売り上げが減少するのが通例だ。阪急百貨店うめだ本店の全面開業で百貨店戦争が激化するなか、JR大阪三越伊勢丹は、一層、難しい経営のかじ取りを迫られることになる。
(文=編集部)