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ウーバーの時価総額は7.7兆円
一方、ウーバーテクノロジーズは5月10日、ニューヨーク証券取引所に上場した。取引初日の終値は41.57ドルで公開価格を8%下回った。終値で換算した時価総額は697億ドル(約7.7兆円)と低調なスタートとなったが、それでも主なハイテク企業のIPOの時価総額の順位では、中国のアリババ集団(1694億ドル)、米フェイスブック(812億ドル)に次ぐ大型上場となった。
SVFは、18年にウーバーの16.3%の株を77億ドル(8500億円)で購入した。時価総額697億ドルで想定すると113億ドル(1.2兆円)の持ち分で、この時点では36億ドル(4000億円)の含み益となった。
ウーバー、リフトとも大幅赤字
ウーバーが8月8日に発表した4~6月期決算の最終損益は、52億3600万ドル(約5550億円)の赤字となった。業績が確認できる17年1~3月期以降で最大の赤字だ。
前日の7日に4~6月期決算を発表したリフトも、6億4400万ドルの最終赤字を計上した。前年同期(1億7800万ドルの赤字)と比較しても赤字幅は拡大した。
巨額の赤字を抱えるリフトもウーバーも、株価は上場時がピークで、現在は公開価格を下回っている。「ライドシェア事業の黒字化は困難」といった悲観的な見方が、米株式市場で台頭している。
(文=編集部)
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