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金なし、開発たった7人…期待ゼロだった「モンスト」、なぜ驚異的ヒット?

構成=大谷弦/清談社

–「モンスト」は、ミクシィにとって大ヒットになりました。岡本さんも、かなり儲かっているのではないですか?

岡本 それも、よく聞かれます(笑)。今の年収は、カプコン時代の数十倍ぐらいですね。

–「モンスト」の次は、どういうものをつくっていくつもりですか?

岡本 この前、ミクシィから「ブラックナイトストライカーズ」というゲームをリリースしました。やっぱり、社内的に「『モンスト』の後は、何をしたらいいんだ?」という空気があったので、「じゃあ、僕が」という感じで出しました。

–もうコンシューマーゲームはつくらないのですか?

岡本 戻ることはないつもりですね。対世界ということを考えた時、僕の実力では絶対に通用しないし、今の日本のシステムでは、かなり難しいチャレンジになると思います。それよりも、僕はゲーム業界の5冠王を目指しています。まず「アーケード」でトップを取って、「コンシューマー」と「携帯アプリ」で3冠王。

–あとの2冠はなんですか?

岡本 「エロゲー」と「パチンコ」です。いろいろ動いているので、楽しみにしておいてください(笑)。
(構成=大谷弦/清談社)

【岡本吉起プロフィール】
1961年生まれ。81年にコナミに入社。83年には創業間もないカプコンに移り、数々のヒットゲームを世に送りだす。96年にはカプコンの取締役開発本部長、01年には専務取締役に就任。03年にカプコンを退社し、ゲームリパブリックを設立。自らのスタジオで大作ゲームの製作に着手する。しかし、10年頃から経営難になり、11年には実質的に活動を停止。13年にリリースされた「モンスターストライク」の開発に携わる。

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