冷めたラタトゥイユが残念
筆者は、赤ワインとカマンベール&ベリーズのスイーツがセットになった「カマンベール&ベリーズ 赤」(1200円)、ドイツで醸造されたボトルビール「ヴァルシュタイナー」(800円)、「ラタトゥイユ」(650円)、「ショート スターバックス ラテ」(330円)を注文しました。
ビールのヴァルシュタイナーはまろやかな味わいです。ほのかな酸味がアクセントとなっています。ちょい飲みができる他チェーン店では味わえない外国産のプレミアムビールを楽しむことができるのはスターバックスならではといえます。
赤ワインはフルーティーな風味です。セットのタルトレットはカマンベールチーズにブルーベリー、クランベリー、アーモンドを詰め、端をチョコレートでコーティングしたものです。ほどよい甘みでワインに合います。
ラタトゥイユは酒に合う味ではありましたが、つくり置きで冷めていたのが残念です。保温は設備効率上難しいのでしょうか。また、フードメニューが1種類だけというのは寂しい限りで、今後の充実に期待したいところです。
スターバックス イブニングスは仕事終わりに「上質なちょい飲み」をしたいときにぴったりです。酒を飲めない人と一緒でも気軽に利用できるのも魅力です。「大人の女性のちょい飲み」という新しいライフスタイルの提案も斬新です。
世の中でどのように受け入れられていくのか、はたまた今後どのように展開していくのか、注視したいと思います。
(文=佐藤昌司/店舗経営コンサルタント)
●佐藤昌司 店舗経営コンサルタント。立教大学社会学部卒。12年間大手アパレル会社に従事。現在は株式会社クリエイションコンサルティング代表取締役社長。企業研修講師。セミナー講師。店舗型ビジネスの専門家。集客・売上拡大・人材育成のコンサルティング業務を提供。