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鈴木氏のユーザー軽視の姿勢は厳しく問われなければならない。スズキの株価と5月の新車の販売動向を注視したい。
国交省は三菱自、スズキ以外の自動車関連40社からは燃費に絡んだ不正の報告はなかったとした。つまり、トヨタ自動車や本田技研工業(ホンダ)などには不正はなかったと結論づけられた。それでも、スズキが不正を告白したことで「業界全体の信頼感が揺らいだ」(大手メーカーの首脳)のは確かだ。三菱自とスズキでは意味合いが違う。スズキは軽自動車の雄である。「自動車の技術開発は専門的で、経営者はチェックのしようがない」という側面があるのは確かだが、だからといって経営責任がないという免罪符にはならない。
買う側はメーカーが出している燃費の数値を信じて自動車を買っている。鈴木会長のこの日の記者会見は間違いなく“スズキ・ファン”を相当数減らしたことだろう。
「迷惑をかけていない」と本当に考えているのなら、かたちだけの謝罪会見などやらないほうがいい。
(文=編集部)
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