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オリエント時計前身の吉田時計店は、1901年の創業。機械式腕時計が全盛だった70年代前半まで、シンプルなデザインの「オリエントスター」が人気を集めた。クォーツ時計の全盛時代に入り機械式時計の開発を行わなくなったが、90年代末に機械式時計ブランド「オリエントスター」を復活させ、機械式腕時計の専業メーカーに回帰した。だが、業績は振るわず、09年にセイコーエプソンの子会社となった。
オリエント時計の業績は非公開だが、『会社四季報業界地図(2016年版)』(東洋経済新報社)によると、部門売上高は79億円、部門営業利益は4億円の赤字だ。売上高が1兆924億円(16年3月期)のセイコーエプソンから見れば、オリエント時計の比重は1%にも満たない。こうした経緯から機械式時計事業を清算することにした。
(文=編集部)
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