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社員に「アホ共よ」「生殺与奪」…コロワイド、爆発事故生んだ“超絶ブラック企業体質”

文=編集部
社員に「アホ共よ」「生殺与奪」…コロワイド、爆発事故生んだ超絶ブラック企業体質の画像1
しゃぶしゃぶ温野菜(「Wikipedia」より/Asanagi)

 30日に福島県郡山市の飲食店「しゃぶしゃぶ温野菜 郡山新さくら通り店」で起きた爆発事故。店舗建物の壁は吹き飛び、現場周辺には破片が飛び散り、震動で約100メートル離れた建物の窓ガラスが割れ天井の一部も崩落。死亡者1名、重傷者2名、軽傷者15名を出す大惨事となったが、ガス漏れにより店内に充満したガスに、なんらかの原因で引火したとみられている。

 同日、同チェーンを傘下に持つ外食大手コロワイドの野尻公平社長は会見を開き、4月24日からの休業が始まる際に店長がガスの元栓を閉めたことを確認し、6月30日には燃料会社が店内のプロパンガスのボンベを点検して問題がなかったと説明したが、外食業界関係者は語る。

「コロワイドは、今どき珍しいほどのブラック企業として有名です。創業者の蔵人金男会長の“ノルマ達成のためには死ぬまで働け”という精神が社内に浸透しており、業界内では“絶対に入ってはいけない会社”といわれています。最近では買収に反対の意向を示している大戸屋ホールディングス(HD)に対して敵対的TOB(株式公開買い付け)を仕掛けるなど、目的達成のためなら強引な手法も厭わない体質も特徴です」

 そうしたコロワイドの体質を物語るエピソードがある。同社の社内報「COLOWIDE TIMES」商魂号外編の「挨拶」の項目に、以下の蔵人氏の言葉が書かれていることが公になったのだ。

「コロワイドが、レインズを買収して5年。

未だに挨拶すら出来ない馬鹿が多すぎる。

お父さん、お母さんに躾すらされた事がないのだろう。

家庭が劣悪な条件で育ったのだろう。

閑散とした家庭環境の中で育ったのか。

蚊の無く様な声で●△×…挨拶。

個人的に張り倒した輩が何人もいる。

人の声の大きさは、生きる証。生命力の証。

5年経って、ようやく挨拶する女性がいる。

今更…。ここは、大学の同好会でもサークルでも更生施設でもない。今更、この手合いには、挨拶は返しません。

 

 私が嫌いで、嫌悪感すら感じるのだろう。

そのアホが、何故会社にいる?

辞めて転職したらいいのに。この会社を買収時、

面接をしなかった事が、一番の原因だろう。

今更、その程度に私に逆らっても始まらない。

所詮、コロワイドが買収した会社。

 

 生殺与奪の権は、私が握っている。

さあ、今後どうする。

どう生きて行くアホ共よ」

 世間からの批判を受け、コロワイドは「当該文はビジネス・商売の基本となる考え方を述べたものであり、本来はそちらがメインとなるものでありますが」などと書かれた“釈明”のニュースリリースを発表したが、前出と別の外食業界関係者はいう。

「しゃぶしゃぶ温野菜は、コロワイドが数年前にレックスHD(当時)を買収して傘下に収めましたが、コロワイドから結果を求められてギリギリと詰められていたことは想像に難くない。飲食店は、現場に負荷がかかり過ぎて無理が生じると、絶対に事故につながります。今回の事故も、そうしたコロワイドの企業体質が影響していなかったとはいえないのではないでしょうか」

 事故原因の究明が待たれる。

(文=編集部)

 

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