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最近やたらと目にする「串カツ田中」、誕生&急成長の嘘みたいな本当の理由…なぜ駅から遠い?

構成=ソマリキヨシロウ/清談社
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――出店する場所も、商店街の奥のほうや路地を一本入ったところなど、独特の立地です。

坂本 最初に都内駅近の一等地からスタートしていたら、大都市メインの出店になって50店舗ぐらいで止まっていたと思うんです。しかし、うちはもともと世田谷の住宅街から始まっているので、どんな場所にも出店できる業態になっています。135店舗のうち7割ぐらいは住宅繁華街と呼ばれる場所で、ほとんどが路面店です。一番売り上げの多い吉祥寺店は2階にありますが。

――看板に「大阪伝統の味」と書かれていますが、現在は近畿地方に8店舗ほどしかありません。現在も、関西圏の人にはなじみが薄いかもしれません。

坂本 大阪は串カツの本場ですが、実は串カツ屋は大阪の下町のほうにしかなく、ほかの地域の方は日常的にはあまり食べないらしいんです。だから、関西も出店余地が大きく、着実に出店していく予定です。もちろん、商業施設への出店も増やそうと思っていて、昨年4月には福岡・博多駅直結の「KITTE博多」の地下1階に出店しました。ここは、ファミリー客が多くて売り上げも堅調です。

――ありがとうございました。

 後編では、老若男女が楽しめる接客や今後の展望について、さらに坂本氏の話をお伝えする。
(構成=ソマリキヨシロウ/清談社)

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