「路上教習で、カーブを曲がり切れずに道端の草むらに突っ込んでしまいそうになったことがあるのですが、教官に『ほら、事故だよ、事故』と小馬鹿にされて腹が立った記憶があります。こちらはすぐにでも冷静な判断を取り戻さねばならないのに、教官が変に煽るような真似をするのは逆効果だと思うのですが」(40代男性)
「大学の夏休みを利用し、最短16日で卒業できるという合宿免許に参加していたのですが、最初の頃に一度だけ当たった教官がとにかく不愉快でした。場内教習中にハンドル操作をもたついてしまったとき、『延泊になりたいんですか!』と怒鳴ってきて。教習生の合宿日数を増やすかどうか自分の裁量で決められるからって、そんな脅迫めいた言葉を吐くのは卑怯だと思います」(20代男性)
人間性さえ疑う「人格否定をしてくる教官」
ほかにも話を聞いてみると、教官の余計な一言に傷ついたという方が目立つようだ。
「私の教習原簿に目を通すなり、『なんでこの年になって運転免許なんか取ろうと思ったの?』と開口一番に聞いてきた教官。『大きなお世話だ、関係ないだろ』と胸の中で悪態をつかずにいられませんでした。私は当時40代でしたが、あの教官は私と同年代の教習生一人ひとりに、まったく同じ質問をしていたというのか?」(50代男性)
「学生時代に通っていた教習所での話ですが、授業の始まる前からあからさまにいら立っている教官がいて驚いたものです。助手席に乗り込んでくるや否や『さっさと発進して』ですから。途中、私がクラッチ操作に手こずっていると『さっきの大学生も物覚え悪かったし、最近の若いのはこんなのばっかりか』と愚痴られましたし、とばっちりは勘弁してくれという心境でした」(30代男性)
「教官に急ブレーキを踏まれてしまい、ほかの車が来ないところまで移動してから先ほどは何が悪かったのか説明を受けていたら、『本当に反省してる? リアクションが薄いんだよ』と冷たく言われました。確かに私は『はい』『すみません』といった返事しかできていなかったかもしれませんが、こちらだって動揺しているということを少しはくみ取ってくれないのかと」(20代女性)
「教習所の外を走っていた際、教官に『あの交通標識って、こういう意味でしたよね』と何気なく確認したところ、『そんなのも覚えてないの?』とあきれたように返され、もう口論に発展する寸前でした。わざわざ挑発しなくても、ただこちらの疑問に答えてくれれば済む話じゃないですか」(30代男性)