日本フーズ…通期予想を中間決算で達成
日本フーズ<2599>は飲料受託生産で国内大手。代表的なサマーストック銘柄だが、昨年夏は冷夏でコーヒー系飲料が不振だったが、茶系飲料と子会社の水宅配が好調。昨年11月31日に中間決算を発表し、18年3月期中間期累計(4-9月)の連結経常損益は17.8億円に黒字(前年同期比0.6%減益)で、通期予想の12.2億円に対する進捗率は146.5%だった。ただし、前年同期の154%は下回った。
TAC…中間決算の累積経常利益が前年同期比39.3%増
TAC<4319>は会計・法律分野の「資格の学校」大手。個人向け講座は会計士、宅建士、公務員講座が好調。昨年11月6日に発表した中間決算では、18年3月期中間期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.9%増の9.9億円となり、進捗率は127.3%となった。しかし、5年平均の進捗率155.7%と比べるとやや弱いか。
日本一ソフトウェア…スイッチ向けゲームソフトが好調
日本一ソフトウェア<3851>はゲームソフトメーカー。ソニーのPS4、PSVのソフト開発が柱だが、NINTENDO SWITCH(ニンテンドースイッチ)用のロールプレイングゲーム(RPG)『魔界戦記ディスガイア5』が好調。昨年11月10日に決算発表を行い、18年3月期中間期累計(4-9月)の連結経常損益は前年同期比65.8%増の5.09億円で着地。通期予想の4.44億円に対する進捗率は114.6%で、5年平均の69.7%を大きく超えた。
武田薬品工業…通期予想を10.5%上方修正
武田薬品工業<4502>は国内製薬首位。主力薬が好調で通期予想を増額修正した。昨年11月1日に決算発表。18年3月期中間期累計(4-9月)の連結経常損益は前年同期比50.2%増の2329億円に拡大。修正後の通期予想2100億円に対する進捗率は110.9%で前年の108.1%を上回った。
住石…通期予想経常利益を中間決算で達成
住石ホールディングス<1514>は豪州からの輸入炭、人工ダイヤが好調。昨年10月31日に中間決算を発表した。18年3月期中間期累計(4-9月)の連結経常損益は前年同期比5.5倍の19.2億円に急拡大。通期予想の19億円に対する進捗率は101.2%で、5年平均の48.4%を上回った。