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作業服と一般のアパレルとの垣根が低くなってきた現状を好機ととらえ、弊社の強みである『高機能×低価格』を備えた3ブランドに特化した新業態を打ち出し始めたというわけです。ワークマンプラスとしては、数年で100店出店し、年間120億円の売り上げを目指しています」(同)
実際にワークマンプラスを訪れてみた
ワークマンプラスの実情を知るべく、ららぽーと立川立飛店に実際に足を運んでみた。
訪れたのは平日の20時前だったが、話題の店舗とあって客入りは上々。ショッピングセンター内の他店舗と比べても、客数は明らかに多かった。ホワイトとウッドをベースにした店舗デザインとなっており、ハイセンスなアウトドアブランドのような装いのため、一般客でも抵抗なく入店できる雰囲気だ。
その時間帯の男女比は、目測で男性7割:女性3割。全体的には男性客のほうが多かったが、家族連れの母親が楽しそうに商品を選ぶ姿や、デート中とおぼしきカップルが訪れている姿、また女性のみのグループがアウトドアウェアを選んでいる姿も確認でき、従来のワークマンの客層とは大きく異なるのは間違いない。
また、2900円(税込)のアウターなど、リーズナブルな価格設定のアイテムが大半のためか、ウィンドーショッピングではなく、実際に購入している客が多かったのも印象的だった。
本格的な高級アウトドアブランドの類似の高機能商品ならば、1万円は超えるような商品が数千円で買え、しかもデザイン性も悪くない。こういった点が、「ブランドにこだわらないが品質、価格、スタイリッシュ性にはこだわりたい」という層にフィットしているのではないだろうか。これまで、ユニクロなどでアウトドアウェアやスポーツウェアを購入していた層が、今後、ワークマンプラスに流れる可能性は大いにある。
一般客を取り込み始めた“作業着・作業用品専門店の王者”の動向から、今後も目が離せない。
(文=A4studio)
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