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女性版TENGA「iroha」、百貨店の大丸でも販売…変わる“女性の性”への視線

文=編集部
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オープンになってきた女性の「性」

 第1回、第2回ともに、百貨店での展開やその盛況ぶりを見て、これまで頻繁にセルフプレジャーアイテムを取り扱ってきた女性系のウェブメディアや雑誌媒体だけでなく、新聞や読売テレビの朝のワイドーショーなど地上波の番組でも取り扱われることに。地上波の放送では、比較的セルフプレジャーアイテムを取り扱ってきた深夜枠から躍り出た格好だ。

「昨年、東京・伊勢丹新宿本店で潤滑ローションが取り扱われていることに注目があつまりました。そんな情報にも、これまでタブー視されてきた『性』に対しての取り扱い方が変化してきて、少しずつ『大切なことではないか?』という認識が広がってきたように感じています」(同)

女性版TENGA「iroha」、百貨店の大丸でも販売…変わる“女性の性”への視線の画像4irohaの商品ラインナップ

 最近では女性が自慰行為をすることも、“当たり前”として認識されつつある。そもそも、「アダルト」というくくりを越えて、美容やヘルスケアとして真剣な議論がかわされるようになってきているのだ。もちろん男性側からの意見だけでなく、女性の間でも「性」に関してさまざまな意見が上がるようになってきた。

 こうした認識の変化に大きく影響を与えたのが、TENGAの広報活動であることは広く知られている。特に女性の広報担当者がちゃんと顔を出してPRを続けることに、大きな意味があったのだという。

「顔を出してセルフプレジャーアイテムを紹介しているので、いまだに男性からのいやらしい偏見の声をかけられることもあります。ただ一方で、女性のユーザーさんからは、“はっきり意志を見せられるかっこいい女性”として受け取ってもらえることも増えてきました」(同)

 今回の売り場の盛況やメディアでの報道もあり、ほかの百貨店を含めたさまざまな売り場から声もかかっており、常設店の話も上がっているという。まず次回は、2019年1月30日から大丸札幌店でポップアップストアを展開予定だ。

 女性の社会参入が遅れているといわれる日本でも、少しずつ状況は変わってきている。これまでタブー視されてきた「女性の性」も、同社のPRが実ってさらにオープンになっていきそう。ビジネス的な市場としても、さらなる広がりが期待できそうだ
(文=編集部) 

BusinessJournal編集部

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