セブンイレブン惣菜、コスパ悪すぎ&味も最悪の“買ってはいけない”商品5選

 仕事終わりの遅い時間であってもコンビニエンスストアがあれば調理の手間などもなく、安定したクオリティーの料理が食べられる時代。コンビニは多くの現代人の味方となっているといえるだろう。

 2018年12月から19年3月にかけて、コンビニ8社のFC加盟店オーナー約3万人を対象に行った経済産業省のアンケート調査。こちらは約3万人のうち1万1000人超から回答を得られたそうだが、オーナーの約6割が「従業員が不足している」と回答し、スタッフ確保に苦心していることが伺えた。また、FC加盟に満足しているかとの質問には、「大変満足」「おおむね満足」が5割程度で、14年度の前回調査の約7割から大幅に減っていることも印象的である。

 自由回答では「営業時間に裁量が欲しい」との声が多く、セブン-イレブン・ジャパンでは3月21日から順次、全国の直営10店で営業時間を短縮する実験を始めたことは、多くのメディアが報道していた。

 コンビニ業界は過渡期なのかもしれないが、24時間営業のコンビニ飯が生活の一部に組み込まれている方も少なくはないだろう。特に日本国内だけで2万700店舗(2018年12月末時点)の店舗数を誇り、業界最大手であるセブン-イレブンのお弁当、ホットスナック、レトルト食品などは、美味しいと評判になることが多い。

 だがしかし、なかには「買わなければよかった」と思ってしまう商品が混ざっているのも事実。そこで今回は、味の好みは人それぞれという大前提を踏まえたうえで、「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」が独断で選んだ「買ってはいけないセブン-イレブンの商品5選」を紹介していこう。

ロースカツカレー/540円(税込、以下同)

 ロースカツカレーという言葉自体は空腹の胃袋を刺激する魅力的な響きだが、残念ながらセブンのロースカツカレーはあまりおすすめできない。ズバリ、上に乗っているカツがいただけないのだ。

 この商品は、下段のご飯とは区分けされて、カレールーとそのルーに浸ったカツがパッキングされている。問題はカレールーの水分を吸ったカツの衣が、しっとりしすぎていてサクサクとは程遠いうえに、衣に包まれた中の肉も残念なことにパサパサだという声が多いことだ。

 カレールーはカツにあわせて、ソースの風味を強めに出しているといった印象だが(別添えでウスターソースも付いてくる)、これについては好みが分かれるところだろう。

 もしかすると、コンビニ弁当で美味しいカツカレーを出すということ自体、なかなか難しいのかもしれない。

THEセブンチャーハンおむすび/135円

 一般的な具材のチャーハンをおむすびにしたこちらだが、コンビニのおむすびを温めてもらう習慣のある人は要注意。温めると油が滲み出して、ギトギト感のあるおむすびに変身してしまうのだ。

 冷えたまま食べるのであれば、米はパラパラとしており味付けも悪くない。しかし、冷えたチャーハンをわざわざ食べるよりは、皿入りのチャーハンを温かい状態で食べるほうが美味しさは上のはず。

 おにぎりは手に持って食べるので、できればスマートに食べたいものだ。そもそも油っぽいチャーハンを薄いフィルム越しで手に持って食べること自体が無謀だったのかもしれないが、少なくとも温めて食べることはおすすめできない。

セブンプレミアム蒙古タンメン中本辛旨味噌/204円

 東京都板橋区に本店を構える蒙古タンメン中本との、限定コラボ商品である「セブンプレミアム蒙古タンメン中本辛旨味噌」。別添えの辛味オイルを入れて食べるカップラーメンで、辛いスープに熱々の豆腐が舌を容赦なく刺激する。とにかく激辛で、辛さが苦手な人だと口腔内に強い痛みを感じてしまうほどのため、注意を呼びかけたい。

 人気YouTuberが動画内で取り上げたことでも大変話題になっており、目にすることも多いであろうこちらのカップラーメン。怖いもの見たさの精神で気軽に買ってしまう人もいるかもしれないが、辛さ耐性に自信のない方ならば、食べきれない可能性があることも踏まえたうえで購入してほしい。

 ただ、具材は豆腐のほかにも人参、キクラゲ、キャベツがたっぷり入っており、辛いだけでなく旨味も充分なので、激辛料理が得意な人には美味と感じられるはずだ。

セブンプレミアム皮むきりんご/159円

 特に味付けなどもされていない、皮をむいてカットされただけの何の変哲もないりんごだ。しかし、何の変哲もないりんごを85グラム159円で買うということに、ここではあえて疑問を呈したい。

 セブンでは同様にパイナップルのカットフルーツも販売しているが、こちらはまだ必要性を理解できる。パイナップルの皮は固く、それを自分でむくのはなかなか困難だからだ。

 話をりんごに戻すが、流通するりんご一個の平均的な重さは300グラムほど。比較的簡単なりんごの皮むきがされているというだけで、1個の3分の1にも満たない量のりんごを159円で買うとなると、コストパフォーマンスの悪さを感じざるを得ない。

味付き半熟ゆでたまご/73円

 セブンの「味付き半熟ゆでたまご」はその名の通り、ゆで卵が1個そのまま、紙のパッケージに包まれている商品だ。

 すでに塩でちょうどよく味付けもされており、とても便利ではある。が、やはり前述の「セブンプレミアム皮むきりんご」同様、コスパの悪さが気になってしまうのである。

 スーパーなどで売っている卵は、10個200円ほどで買えることが多い。まとめて茹でて冷蔵保存すれば3日くらいは日持ちもするし、殻付きであれば持ち歩くことも簡単だ。これらを踏まえたうえで考えると、ゆで卵1個を73円で買うのは、もったいないと感じてしまうのではないだろうか。

 セブンの買ってはいけない食品として、「買うべき・買ってはいけない調査班」の独断により紹介してきたが、もちろん味の好みや感じ方は人それぞれだ。また、コスパが悪いと記した「セブンプレミアム皮むきりんご」や「味付き半熟ゆでたまご」も、皮をむく手間、ゆでる手間の代金加算として納得できるのであれば、購入しても問題ないだろう。この記事が、数多くあるコンビニ食品の中から、商品を選ぶ際の参考になれば幸いである。

(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)

A4studio

エーヨンスタジオ/WEB媒体(ニュースサイト)、雑誌媒体(週刊誌)を中心に、時事系、サブカル系、ビジネス系などのトピックの企画・編集・執筆を行う編集プロダクション。
株式会社A4studio

Twitter:@a4studio_tokyo

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