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–最後に、現在でも低迷が続く雑誌市場は、ますます厳しくなるといわれていますが、箕浦さんはどのようにお考えですか?
箕浦 若年層がどうなるかという部分はありますが、今の20代後半〜30代以上、50〜60代でも雑誌を読んでいらっしゃる方々は多いので、急激に悪い状態になるとは思っていません。雑誌は1冊にその雑誌ごとの世界観がつまっていて、パラパラとめくることで気分も上がりますし、暇つぶしにもなるし、そういう意味では何かに取って代わられるものでもないと考えています。「紙の出版物は電子書籍にとって代わられる」という話がよく出ますが、雑誌というのは手でページをめくる物であり、「物感」を感じられる点も重要な要素なので、なくなることはないと思いますよ。
雑誌が売れるかどうかは、つくり手側がどのようにつくるのか、世界観をどう出すのかなどが重要だと思っています。
(構成=編集部)
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