「週刊文春」(文藝春秋/1月16日発売号)は、NHK元ドラマ部長の『30年不倫法廷劇』と題して、大河ドラマを手がける東大卒エリート森田氏(仮名)の“ドロ沼不倫”の内情を報じている。
記事によると、森田氏を名誉毀損で訴えている女性がおり、驚くことに二人は不倫関係が30年以上続いている間柄だという。文春の取材に女性は「知り合ったのは私が高校1年、彼が大学1年の時。その後お互い別々の相手と結婚離婚を繰り返しましたが、ずっと毎月のように会って楽しく食事をしていました。それが昨年突然、警察から“ストーカーをやめるように”と、まったく身に覚えのない警告をされたり、弁護士から“金銭要求をやめるように”という通知書が来たのです」と訴えを提起した理由を語っている。
一方、森田氏側の話では「2009年に女性から“不倫を暴露されたくなければ100万円払え”と脅され支払った。さらに昼夜問わず執拗に電話やメールが来て、金銭要求がエスカレートするようになった。最終的に支払った総額は500万円。逢瀬についても脅迫に屈して嫌々会っていた」と主張。女性はこの話に反論し「脅したというのはウソです。金銭要求についても、森田氏のほうが妊娠胎児についての謝罪の証としての金銭支払いに同意する公正証書を作ろうと提案してきたのです。それに、酔った森田氏から度々電話があり、“東大卒でNHKの俺様にヤラせるのは当たり前だ。偉いんだからヤラせろ”といった聞くに堪えないことを言われて迷惑していたぐらいです。嫌々会っていたと言いますが、他にも二人で満面の笑みで撮ったプリクラもあるんですよ」と告白している。
●毎年頻繁に発生する不祥事
この“ドロ沼訴訟”の真相は定かではないが、NHK職員の不祥事は今に始まったことではなく、過去に報じられているだけでも数多く知られている。
【NHK関連職員による主な不祥事】
<04年>
・紅白歌合戦の担当プロデューサーによる制作費不正支出
<06年>
・制作局ディレクター、大麻取締法違反(所持)現行犯逮捕
<07年>
・島根県松江放送局男性記者(49)、万引で書類送検
・放送総局所属アナウンサー、路上でわいせつ行為、現行犯逮捕
<08年>
・職員によるインサイダー取引事件
・水戸放送局の記者が無免許運転
・さいたま放送局地域スタッフ、道交法違反及び覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕
<09年>
・高知放送局技術部職員、女性のスカート内を盗撮・書類送検
・放送技術局制作技術センタースタジオカメラマン、電車内で女性の下半身に触れ、現行犯逮捕
<10年>
・福岡支局職員、朝の電車内でOLに痴漢、現行犯逮捕