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27日の東京外国為替市場で円相場は乱高下した。自民党総裁選を巡る思惑から1ドル=146円台まで下落した後、石破茂元幹事長が勝利すると短時間で143円台に急伸。日銀の利上げに批判的な高市早苗経済安全保障担当相が敗れたことで、「今後の金融正常化が意識された」(国内銀行)といい、日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りの動きが広がった。東京株式市場では、日経平均株価が約2カ月ぶりに3万9000円台を回復した。
開票作業が始まった時点で円相場は145円台で推移していたが、1回目の投票で高市氏の優勢が伝わると146円台まで下落した。午後5時現在は143円18~20銭と、前日比1円84銭の大幅な円高・ドル安。142円台に上昇する場面もあった。
東京株式市場では、円相場の下落を背景に輸出関連株や大型半導体株などが買われ、日経平均の終値は前日比903円93銭高の3万9829円56銭。取引終了後に自民党の新総裁に石破氏が選出されて円相場が反転すると、夜間取引で日経平均の先物は3万8000円を割り込んで始まるなど急落した。 (了)
(記事提供元=時事通信社)
(2024/09/27-17:26)
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