消費者が企業活動に抱く疑問を考察するサイト ビジネスジャーナル ⁄ Business Journal
そもそも“動物ドラマ”という時点で、視聴者ウケしそうなもの。相葉は昨年、フジテレビ系「月9」枠で『貴族探偵』の主演を務めたが、こちらはなかなかクセの強い作品だったために、視聴者の好き嫌いが分かれていた印象。実際、インターネット上でも「『貴族探偵』みたいなワザとらしい演出より、ナチュラルな雰囲気のドラマのほうが相葉くんに合ってる」「動物と、動物に囲まれる相葉くんに癒やされる」といったコメントが散見される。相葉は『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)に出演しているだけに、動物好きのイメージが定着しているのだろう。
同ドラマには“癒やし”を求めている視聴者が多いとみられ、私も「癒し系のドラマなのだろう」と思って見始めた。それなのに、第1話の序盤からシモネタがぶっ込まれるとは……。それは、達也とその母・貴子(かとうかず子)、貴子に三味線を習っている芸者・すず芽(趣里)とまめ福(尼神インター・渚)が朝食を共にしていたシーン。貴子が突然「朝は達也、ちゃんと元気なの」と切り出し、続いてまめ福が「達也のナニはしっかりたつや」と、発言。シモネタが悪いとは言わないが、まさかこのドラマでそんな下品なセリフが出てくるとは思っていなかったため、「そういうの求めてないんですけど」と、冷めてしまった。ネット上の反応も、「シモネタいらない」「親子で見てたから気まずい」などと微妙なものだった。
せっかく相葉と相性の良さそうな原作、役柄なだけに、ドラマで妙なアレンジを入れるのはやめてもらいたい。そうすれば『僕坂』は、金曜の夜に視聴者を癒やす最高のドラマになるだろう。
(文=美神サチコ/コラムニスト)
Business news pick up
RANKING
5:30更新
2023.10.18 04:00
2021.12.07 05:10
2021.11.30 05:10
2021.11.29 05:20