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3M、1世紀にわたり強さ維持の秘密 「革新」を経営指標にする独特な社内制度

文=編集部
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●イノベーションを支えるユニークな社内制度

 米3Mはイノベーションを生み出すために、ユニークな社内制度を整えている。

・社内表彰制度

 5代目社長のリチャード・カールトン氏の名前からとったカールトン賞は3Mのノーベル賞といわれ、研究成果が会社の発展に大きく貢献した者だけに与えられる。世界的に大ヒットした糊付き付箋メモ「ポスト・イット」の開発者アート・フライは1983年に受賞している。

・15パーセント・ルール

 業務時間の15%を本業以外の自分の好きな研究に費やしていいというルールだ。本業以外の好きな研究に充てることを許している。

・ブートレッギング

「密造酒づくり」という意味で、上司の命令に背くことになっても、自分の信じる研究をするために、勤務時間終了後に、会社の設備を使って密かに研究を進めることを推奨している。

・スポンサーシップ制度

 アイデアを持った社員がいる場合、管理職は予算・人事面で支援するスポンサー役にならなければならない。

・汝、アイデアを殺すなかれ

 キリスト教の10の戒律になぞらえて、3Mの第11番目の戒律といわれている。上司は、部下が「やりたい」と申し出た場合、明らかに失敗すると証明できない限り止めてはならない。研究が失敗しても、経営陣は問題にしない。失敗から得る経験を大切にしているからだ。

 安い材料を用いてユニークな製品をつくる。これは、3Mの歴史そのものといってよい。数々の新商品を開発してきた住友3Mは、まさに米3M流イノベーションの申し子だった。
(文=編集部)

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