たまには自宅で絶品トルコ料理!挽き肉・トマト・野菜のスパイシーなハーモニー!
先日、トルコに行ってきました。あまり知られていませんが、トルコ料理はフランス、中華と並んで世界3大料理のひとつに数えられており、夏のトルコは野菜がおいしい季節です。
トルコ料理でよく使われるトマト、なす、ピーマン、シシトウガラシ(ししとう)といった野菜は、夏が旬です。そして、トルコの大衆食堂(ロカンタ)でおなじみなのが、なすを使った「イマム・バユルドゥ(坊さんの気絶)」というメニューです。おいしすぎて、坊さんも気絶してしまうという意味です。
本来は羊肉でつくりますが、今回は手に入りやすい合い挽き肉を使います。トルコにはイスラム教徒が多く、豚肉を食べることが禁じられている彼らが聞いたら、ひっくり返りそうですが……。
【材料(4個分)】
・なす…大きめのものを4個
・オリーブオイル…大2
・トマト…1個
・ししとう…8本
・合い挽き肉…200グラム
・玉ねぎ…1/4個
・調味料A(水大さじ2、おろしにんにく、クミン(粉)、コリアンダー(粉)各小さじ1/2、塩小さじ1/3、胡椒少々)
・トマトペースト…大2
・調味料B(水2カップ、塩小さじ1/2、胡椒少々)
【つくり方】
(1)なすは、へたの部分にぐるりと包丁目を入れて余分な部分を取り除き、ピーラー(皮むき器)で皮をむく。オリーブオイルで片面3~4分ずつ、蓋をして柔らかくなるまで揚げ焼きをする(上下を返す際に、油がはねるので注意する)。その後、ペーパーなどに取って油を切り、少し冷ます。
(2)トマトは半分を2~3ミリの薄切り、半分をざく切りにする。
(3)玉ねぎはみじん切りにしてボウルに入れ、合い挽き肉、調味料Aと一緒によく練り混ぜる。
(4)(1)の皮をむいた上面に包丁目を入れて袋状にし、(3)を等分に詰める。
(5)フライパンに調味料Bとトマトペースト、(2)のざく切りしたものを入れる。煮立ったら(4)を並べて、肉の上に(2)の薄切りしたものを置いて、蓋をして中火で15分ほど煮る。
(6)蓋を外し、煮汁がトロッとなるまで2~3分煮詰める。ししとうを入れて、さらに1分ほど煮れば完成。