フェイスブック、ツイッター、LINEにインスタグラム……。まさにSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)百花繚乱の時代だ。手軽に連絡を取り合うことができ、旧知の友とインターネット上で再会することも可能なSNS。パソコンやスマートフォンから、いつでもどこでも自分の近況や考えを発信できるため、今や「暇があれば、SNSを眺めて投稿」という人も少なくないだろう。
しかし、一方では「SNS疲れ」という言葉も聞かれるように、質・量ともに過剰なまでの“SNS熱”に嫌気が差し、距離を置く人も生まれ始めている。
では、利用者はどんな点に違和感を抱いているのだろうか。インターネット調査会社のマクロミルが運営するコミュニケーションツール「ミルトーク」を利用して「SNSに嫌気が差した瞬間や、目撃したイタい投稿を教えてください」と質問すると、こんな回答が返ってきた。
まずは「私、こんなにがんばってますアピール」だ。
「元職場の知人ですが、『土日祝も仕事で大変だけど、家事に子育てにがんばってます』アピールしてきます。いい女、いいママアピールがウザいです」(40代女性)
「忙しいアピールをしている人には、うんざりします」(20代男性)
「寝てない、体調悪い、食べてない、忙しい自慢。自己管理が下手くそだと自慢して何が面白いのやら」(20代男性)
「『今日も忙しくてご飯を食べる暇もなかった。疲れで体がブルブル震える』と言われても……。そんなにお忙しいのなら、まずはSNSに投稿する時間を睡眠に充ててはどうか。その判断もつかないぐらい毒されているのか」(40代男性)
リア充気取り、延々と続く自慢……
また、「自慢話しかしない人」(20代男性)という声があるように、一方的で自分に都合のいい内容ばかりの投稿にウンザリする人も多いようだ。
「愚痴と見せかけた彼氏自慢を延々としてくる」(30代女性)
「『友達と○○行きました。楽しかった』はいらないです。誰に何をアピールしたいのか……」(40代女性)
「毎日、リア充を気取ってせっせと投稿して、自分の首を絞めている人が滑稽です」(40代女性)
「友達いっぱいいますアピール。わけのわからない自分語り。ネットワークビジネスの商品の自慢」(20代女性)
「見栄の張り合いで、どんなに楽しい毎日なのか、見せびらかす根性を感じる。なんでもみんなに見せるのは、はしたない」(60代女性)
「自分はこんなに素晴らしくアクティブに人生を楽しんでいる、という投稿ばかりだと読む気がなくなります」(50代男性)