スウェーデン発祥の大型家具量販店であるIKEA。3月現在、全国に9店舗を展開しており、その多くが郊外にあるにも関わらず、IKEAの商品はメディアやSNSで取り上げられやすい。5月28日には、国内初の都心型店舗を東京・原宿にオープンさせる予定で、ますます話題になる機会が増えそうだ。
そんなIKEAが現在の地位を築いた背景には、リーズナブルでありながらスタイリッシュで、機能性の高い商品たちが支持されてきたからにほかならない。今回は世間の口コミを参考に、「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」が「この春、買うべきIKEAの商品」を5つピックアップ。この記事をチェックすれば、店内が広いIKEAでもスムーズに買い物できるはずだ。
SYMFONISK(ブックシェルフ型WiFiスピーカー)/1万4990円(税込、以下同)
IKEAは電化製品も販売しており、なかでも最近じわじわと注目されているのが「SYMFONISK」というWiFiスピーカーだ。
このスピーカー、壁に取りつければブックシェルフにもなるという、大胆な発想の商品。こんな機能をつけたら、肝心の音質がないがしろになっているのではないかと心配してしまうが、スピーカーブランド・Sonosとの共同開発商品のため、その点は安心できるだろう。
IKEAとSonosのコラボ製品は、このブックシェルフ型WiFiスピーカーのほか、テーブルランプ型スピーカーも展開されている。店頭で自由に音楽を再生可能なブースを設けている店舗もあるので、新しいものが好きな方は、試してみてはどうだろうか。
DJURA(ベッドトレイ)/1499円
ベッド周りの便利グッズも充実しているIKEAだが、今回は「DJURA」というベッドトレイをおすすめしたい。
ベッドトレイとは、ベッドに座りながら使える机のこと。自分の膝の上に置けるため、ベッドから一歩も動かなくても食事することができる可能だ。サイドテーブルとは訳が違う、まさに“人をダメにするテーブル”ともいえるだろう。足先が意外と細くなっているので、柔らかい布団の上にもしっかりと刺さり、想像以上の安定感がある。
今回ピックアップしたのは、ベッドトレイのなかでも一番レビュー件数が多いウッド×ホワイトデザインのものだが、オール木製のものやオールホワイトのバージョンも人気が高いため、気になった方はIKEA公式サイトや店頭をチェックしてみてほしい。
VARIERA(鍋ぶたオーガナイザー)/599円
目からウロコのアイデア商品を取り揃えているのもIKEAの強みで、「VARIERA」という鍋ぶたオーガナイザーも、そのひとつではないだろうか。
この商品は、たったの1分ほどで組み立てが完了するスタンドで、蛇腹状のつくりになっており、自由に伸縮が可能。鍋ぶたを一時的に立てかけておくための商品なのだが、ネットリサーチしてみると、ユーザーによって異なる使い方をしているというから面白い。
たとえば、洗った皿を乾かすために立てかけたり、ブックシェルフとして使ったりといった具合だ。ぜひ一家に1台置いておき、さまざまな応用法を考えてみてほしい。
MULIG(洋服ラック)/899円
数々の優秀アイテムを取り扱っているIKEAだが、特によく名前が挙がるのが「MULIG」という洋服ラックである。
どんな部屋にもすっきりと馴染んでくれるシンプルなデザインのため、長年使っていても飽きにくいだろう。また、4本脚でちゃんと自立してくれるため、ガタつきや転倒の心配をしなくて済むのも嬉しいところ。
また、これだけハイクオリティなのに899円という、驚くべきコストパフォーマンスも見逃せない。これなら2~3個まとめ買いしても、懐が痛みにくい。もちろん簡単な組み立て作業は必要になるものの、それを加味してもお買い得な商品ではないだろうか。
SOMMARVIND(ポップアップテント)/2999円
IKEAでは、アウトドアに最適なアイテムも多数ラインナップされている。そのなかのひとつが、「SOMMARVIND」というポップアップテントだ。昨年8月の当サイト記事『IKEA、ファンの間で“鉄板の”大人気「日用品」5選!感動的な粘着ローラー?』でも紹介したが、行楽シーズンである春に“買うべき”商品として、あらためておススメしたい。
このテントは、小さく折りたたんで持ち運びがきるが、なんとわずか5秒程度で設営が完了する。3~4人くらいまでなら快適に過ごせるくらいの大きさで、後方が一部メッシュ素材になっているため、風通しも良好だ。
これが3000円以下で買えるというのは、さすがIKEAだろう。それほど頑丈そうではない見た目が気になる人もいるかもしれないが、年に数回しかテントを使う機会がないという人にとっては十分なのではないだろうか。
IKEAには、ユーザーの視点から発想されたであろう“ハッ”とするような商品がいくつもある。この記事を参考に近くの店舗に足を運んで、新年度の生活にIKEA商品をうまく取り入れてみてほしい。
(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)