節約ブームの時流をつかみ、いまだ衰えぬ売り上げを誇る100円ショップ業界。業界四天王の一角とも呼べる「キャンドゥ」は、2013年のブランドイメージ刷新以後、シンプルかつモダン、機能的な商品ラインナップで消費者の心をとらえてきた。
そうした企業努力の甲斐もあり、キャンドゥは2018年の11月末に年商707億4100万円を記録。今年の1月時点で、1049店舗を展開中だ。
さて、春の新生活シーズン、キャンドゥも他のブランドと同じく、多数のアイデア商品を世に送り出している。「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」では今回、独自のリサーチを敢行して「この春、買うべきキャンドゥの商品」を5つ選び抜いた。さっそく見ていこう。
シリコーングリップ モノトーン/110円(税込、以下同)
季節も変わり、外出も増えてくるこのシーズン。生鮮食品や飲み物など、スーパーなどでの買い物はかさばりがちなうえ、それを手に持って帰るときは、どうにもレジ袋が指に食い込んで痛くなってしまうもの。
そこで活用したいのが、キャンドゥの「シリコーングリップ モノトーン」である。この商品で袋の持ち手部分を包めば、指へのダメージを軽減してくれるというわけだ。
握りやすく滑りづらいシリコーン製なことに加え、肩にかけることもできるので、衣服やホームセンターなどでの大型な買い物シーンでも活躍すること間違いナシ。持ち運びに便利なチェーンもついているため、手持ちのカバンと組み合わせれば、急な手荷物が発生したときも手を傷めずに済むだろう。
サッとつかめる! 押しピタ定規/110円
心機一転の新生活、慣れない職場で奮闘している人も多いことだろう。そんなとき、職場のデスクには使いやすいものを揃えておきたいものだが、キャンドゥの「サッとつかめる! 押しピタ定規」は、まさにかゆいところに手が届くアイテムだ。
この商品の特徴は、定規の真ん中部分がカーブし、アーチ状になっているところにある。一見するとあまり意味がないように思うが、定規はテーブルに横にして置いておくとペタッと張りついてしまい、取れなくなることが割と多いので、このワンアイデアは実に画期的なのだ。
また、適度な弾性があるので、定規の真ん中を軽く押せば、ほとんど力を入れずにテーブルにピタッと押しつけられる。値段もたったの110円と、コストパフォーマンスも高い良品だ。
テーブル&イス脚カバー/110円
春は、新居への引っ越しなども増える。意気揚々と引っ越したのに、下の階の住人と騒音トラブルに発展……なんてことも少なくない現代だが、そうしたトラブルの原因になりやすいのは、テーブルやイスを動かすときの物音だ。
そこで取り入れたいのが、キャンドゥの「テーブル&イス脚カバー」。文字どおり、テーブルやイス脚の先端に被せるカバーなのだが、これをつけておけば、テーブルやイスを毎日動かしたとしても、その音に気を揉まずに済むのである。
デザインも北欧柄風で、でしゃばりすぎないシックなオシャレさを演出。新居のインテリアを邪魔し、雰囲気を壊してしまうこともないだろう。4足入って110円と安価なので、2~3個まとめ買いするのもおすすめだ。
シューズバッグ(巾着)/110円
この新生活シーズン、職場の研修会や勉強会に出向く機会も増えるだろうが、そんなときに持っておきたいのがキャンドゥの「シューズバッグ(巾着)」だ。
入れ口は約31cmと大きく、脱いだ靴をサッとしまうことができる。素材も、強度のある不織布だから、ラフに使ったって問題ないというのも嬉しいポイント。また、口をひもで縛る巾着タイプなので、ファスナー式が多いメーカー品のシューズバッグより、実はこちらのほうが使い勝手がいいのではないだろうか。
さらに、使わないときは折りたたんでカバンなどに忍ばせておけばいいので、スペースを無駄に取る心配もない。110円と安いため、ぜひひとつ携帯しておきたいアイテムだ。
そのまま洗えるランドリーバッグ/110円
最後は、ビジネスシーンや春の行楽シーズンで重宝するアイテムを紹介しよう。キャンドゥの「そのまま洗えるランドリーバッグ」は、その名前から想像がつくように、入れて運んでそのまま洗濯機にインできる、ずぼらな性格の人にはまたとないアイデア商品だ。
出張先や旅先で脱いだ衣服を、このランドリーバッグに入れておけば、帰ってからの洗濯がグッと楽になること請け合い。サイズも、横約35cm×縦約40cm×マチ20cmという大きめのつくりなので、Tシャツや下着、靴下などをまとめて入れておけるのも魅力だ。
とはいえ、入れておく洗濯物はバッグ全体の3分の2ほどにしておかないと、上手く洗い切れないこともあるので、そこだけは要注意である。
――キャンドゥの春の商品ラインナップは、いろいろなシーンに寄り添ってくれるものばかり。変な色気は出さず、シンプルなデザインなので、老若男女に愛されているのも納得だ。ぜひ、これらの厳選アイテムを手にしてみてほしい。
(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)