コンビニのから揚げ、粗悪な油で人体に危険!サラダ油やキャノーラ油、深刻な健康被害や病気の恐れ
鶏肉のから揚げは、幼児から高齢者まで万人に好まれ大量に消費されています。ごはんや弁当のおかずとなるだけでなく、コンビニエンスストアのレジ横で売られ、街なかの専門店には行列ができ、居酒屋でも定番の人気メニューです。
筆者もかつては大好きで、マヨネーズをかけてよく食べていました。しかし、今ではから揚げもマヨネーズも市販のものは食べません。揚げ油やマヨネーズの原料となる植物油が危険なものだとわかったからです。
から揚げは、原料の鶏肉に輸入品が多いためか、肉の安全性を問題視し、原産地にこだわることがありますが、鶏肉以上に気をつけなければならないのは、揚げ油の安全性なのです。実は、油の「鮮度」や「酸化」ではなく、揚げ油そのものに問題があるのです。
ある大手コンビニに、から揚げの揚げ油は何を使っているか問い合わせたところ、食用大豆油、食用パーム油、食用なたね油、食用パームオレイン、食用ひまわり油との回答を得ました。ちなみに、鶏肉の原産地はタイとの回答でした。
すべての油にわざわざ「食用」と付けることに不自然さを感じますが、それぞれの油の混合比は非公表だそうです。
使われている油はどれも低価格で、特にパーム油、なたね油(キャノーラ油)、大豆油は、世界中で大量に消費されています。この3種で、消費される油全体の90%を占めます。しかし、これらの油には多くの危険性が内包されています。
植物油の危険性
パーム油は、日本の家庭ではほとんど使われませんが、外食の揚げ油やカップ麺、冷凍食品、アイスクリーム、チョコレート、ケーキなど、多くの加工食品に大量に使われており、日本人一人当たりの年間消費量は4kgにもなる“隠れ油”の代表です。パーム油は糖尿病や大腸がんの原因となる危険性が報告されており、さらに酸化防止剤として添加されているBHA(ブチルヒドロキシアニソール)は、発がん性が指摘されています。
また、なたね油(キャノーラ油)は甲状腺肥大や心臓病を起こす因子が多く、食用に向かないとされた菜種を、カナダで品種改良したものからつくられます。しかし、安全性は確立されておらず、油脂研究家の第一人者は動物実験による寿命短縮作用などから「もはや食用に用いるべきではない」と警告しています。
パーム油もなたね油(キャノーラ油)も安価な上に、健康を害すると懸念されるトランス脂肪酸やリノール酸が少ないために、食品メーカーや外食産業で「安全な代替油」として消費量が増大していますが、決して安全な油ではないのです。