もちろん、自分の財布事情を気にせず、会社の経費をバンバン使って楽しむ方法もある。ある出版社を定年退職した元社員は語る。
「組合が強く、まず社員をクビにできないのをよいことに、多くの男性社員は、営業と称して飲み屋にしけこみ、取材と称して女を抱き、さらに接待費を使って気に入った女性に大きな花束を贈るといったことも横行していた」
この出版社が今でもこんなことをしているかどうかはわからないが、民間企業の経理部の財布の紐はますます固くなる中で、このような企業は特異な例といえよう。
そうなれば、いかに安く女性と楽しむかが重要になってくる。
手っ取り早いのが、ネット、フェイスブックを利用し、パートナーを物色することだ。この場合、女性と深い仲になれるか否かは、男性のマメさ次第になってくる。
●500円のプレゼントを上手に使う
20〜60代までの常に20数名の女性と幅広く交際している、妻子持ちのYさんは、メールがあれば、仕事中であっても会議中であっても3分以内に返信することを鉄則に、女性たちの事情を事細かにヒミツのノートに書き込み、初めてデートした日と誕生日には欠かさずプレゼントを贈るのだという。もちろん、プレゼントといってもブランドなどの高価なものではなく、500円程度の小さな花束やパワーストーンのストラップなどの小さなものらしいが、それでも記念日に催促しなくても男性から差し出されるプレゼントは、それだけで女性の気持ちをつなぎ留めるのに十分役立つという。
また、男女の親交をさらに深めるためには、ランチタイムを利用して2時間程度を過ごす。具体的には、「お昼寝タイム」と称するシティホテルの個室プランを利用し、2時間で1人2000円以内で、眠気もカラダもスッキリさせることができるというのだ。また、女性から「旅行に行きたい」などと言われた時に備え、株主優待に利用券が付くホテルの株主になっておけば、交通費以外は実質タダで濃厚な時間を満喫できることにもなる。
ちなみに、このYさんの方法を真似てやってみた同僚のIさん(30代/妻子持ち)は、忙しいときに女性からメールや電話があったら、放置するのではなく、「ごめん! 今、手が離せないんだよ」と一言告げる。それだけで女性は、「ホレられている、愛されている」と思い込み、Iさんの言うがままで、デートの都合もIさんに合わせてくれるようになったとのことだ。
●デッサン、iPhoneで写真を撮るだけで……
ほかにも、女性とお金をかけずに仲よくなる達人はいる。横浜市在住のビジネスマンFさんだ。彼の場合はIさんと違い、芸大出身のワザを120%活用する。いいなと思った女性に「スケッチさせてくれる?」と声をかけ、その場でサラサラと実物の倍増しで美人に描きあげる。そうすることで、黙っていても女性が「ねぇ、描いてくれる?」というようになり、場合によっては「描いてくれたお礼」と女性に奢ってもらい、さらにホテル代も女性持ちでヌードデッサン会になる。もちろん、描いている時は指1本触れないが、そうすることで多くの女性は我慢できなくなり、自分から求めてくることになるらしい。
また、Iさんのようにスケッチをすることはできないので、iPhoneを利用して同じような効果をあげたというのが、東京都内在住のビジネスマン・Aさん。Aさんの場合は、iPhoneのカメラ機能を駆使して、女性を3割増しに美人撮影するのだという。美人に撮影するコツは、通常よりもやや顔を明るめに撮影。真正面より斜めの顔を狙い、ポッチャリ系ならカラダのラインがSを描くように撮影することらしい。もちろん、撮影中に「カワイイ」「キレイ」を連呼して、女性を陶酔させながら親密な関係に持ち込み、手軽に自分の欲望を処理しているのだという。
●お金をかけずに、上手にココロをつかむ
そのほかにも、テレビレポーターとしても活躍中の50代の男性は、所有のバイクを使い、2人乗りでやや危ない運転をして、女性に「コワい」と思わせ、その心理を利用して深い仲に誘導しているのだという。
自著も多い50代の男性占い師の場合は、女性の鑑定客の相談を親身になって聞いているうちに、女性のほうが安心感を抱き、そこから愛情と勘違いして、人肌に癒やされたいと思いだすという。