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ビックカメラで見つけた“冬の睡眠アイテム”ワースト5!電気代がかさむ、効果に疑問符

文=清談社
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ビックカメラ.com | ビックカメラの公式通販サイト」より

 新型コロナウイルスの影響で人々の暮らしが大きく変わる中、以前と比べて睡眠の質の悪化に悩まされる人が増えているという。こうした状況を踏まえて、大手家電量販店のビックカメラでは、例年以上に快眠グッズや寝室環境を整える商品に力を入れているようだ。

 今回は、こだわりが詰まった商品を取り揃えるビックカメラの中でも、とりわけ個性が強く、うまく使いこなすのがちょっと難しい睡眠促進グッズをピックアップしてみた(各種情報は調査時点、価格は税込み)。

ふとんコンディショナー futocon/10万7800円

 厳しい寒さが襲う今の季節、温かい布団で眠る気持ち良さは格別だ。この商品は、ベッドや敷布団の上に敷くことで布団の中を睡眠に適した温度(33℃前後)に調整し、深い眠りを実現してくれるという優れもの。布団の中を一定の温度に保つことで、夜中に目覚めることを防ぐ効果もあり、眠りが浅くて悩んでいる人にはうってつけの商品だ。

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 多くの利点を持つ本商品だが、オールシーズン活躍するアイテムでもないため、約10万円という高価格が気になる人は多いだろう。また、毎日使用すると、ひと月で約1500円もの電気代がかかるので、家計に与えるダメージも少なくない。さらに、稼働音も小さくないため、神経質な人は気になって眠れない可能性も。布団の中を快適な温度に保つという点では素晴らしい機能を誇るが、購入を尻込みさせる点も多い商品だ。

電気ストーブ ハロゲンヒーター/3280円

 布団の中の温度と同じく、寝室の温度を暖かく保つことも快適な眠りには欠かせない。速暖性に優れているこの商品を使えば、さほど広くない寝室なら10分も経たずに部屋全体を暖めることができる。

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 しかし、速暖性に優れる半面、部屋を急速に乾燥させてしまうという弱点を併せ持っている。暖める力が強力な分、かかる電気代も暖房器具の中では高い部類に入る。自宅で過ごす時間が多いコロナ禍において、消費電力の大きさは看過できないネックポイントだ。

 また、稼働中は懐中電灯のような強い光を発し続けるため、眠りを妨げる要素に。タイマー機能も備えていないため、つけっぱなしで眠るのも心配で、寝室での利用にはあまり向いていない商品と言えるだろう。

加湿器 どこでもモイスチャー コスモス/1180円

 冬に快適な寝室環境をつくる上で、乾燥対策はマスト。この商品は、水を入れたグラスに差して置くだけで、電気を一切使わずに部屋の加湿が可能である。ポリエステル特殊不織布という材質を用いており、自然蒸発量の約10倍の勢いで水蒸気を発するのが特徴だ。

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 電気を使用しないため、地球に優しいアイテムだが、肝心の加湿機能は強力とは言い難い。就寝中に乾燥で喉が渇いて目が覚めてしまったり、起床時に肌や唇がガサガサになってしまったりする人が、寝室環境の改善のために利用しても、残念ながら大きな効果を期待することはできないだろう。

 生花を模したおしゃれなデザインでインテリアとしても機能するため、メインの加湿器を用意した上で、その補助として使うのが得策かもしれない。

スマートスリープアイマスク Dreamlight/3万3000円

 入眠前に目にする光は、眠りの質に大きく関係していると言われている。たとえば、スマホ画面から発せられるブルーライトは脳を覚醒させてしまうため、長時間目にすると、眠りの質が落ちるという研究結果もある。そんな光と眠りの関係にフォーカスしたのが、この商品だ。

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 就寝時は日没を再現した光で眠りを促進し、起床時には日の出を再現した光で目覚まし代わりになるというのが売り。しかし、ユーザーレビューを見ると、評価する声がある一方で「光が弱すぎて目覚まし代わりには使えない」という意見もあり、賛否が分かれるところだ。

 アイマスクとしてはかなりの厚みと重量感があるため、寝返りを打つと邪魔に感じてしまう、という人も多いかもしれない。決して安い価格ではないため、購入には慎重にならざるを得ないだろう。

世界最小ホワイトノイズマシン ブラック/2740円

 就寝する前にお気に入りの音楽を流し、リラックスした状態で眠りにつくという人は多いだろう。こちらの商品は、すべての周波数をほぼ均等に持ち、集中力向上やリラックス効果に優れるとされる「ホワイトノイズ」を発するマシン。本体をイヤホンやスピーカーにつなげて、ホワイトノイズを聴きながら入眠することで、より深い眠りを得ることができるという。

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 赤ちゃんを寝かしつける効果があり、大人もリラックス状態に導くというホワイトノイズ。しかし、ネット上では無料でダウンロードできるサイトがいくつもあり、「Spotify」をはじめとした音楽ストリーミングサービスにも同様の音声が多数アップされている。

 スマホなどオーディオ機能のある機器があればホワイトノイズを入手できる今、わざわざ専用マシンを買う必要性を感じないという人も多そうだ。とはいえ、本商品は10パターンものホワイトノイズを収録しており、音質が良いのは確かなので、ネットに上がっているホワイトノイズを聞いてもあまり効果がなかった人は、購入してみるといいかもしれない。

 他にはない個性と、購入をためらわせるデメリットを併せ持つ睡眠お助けグッズを紹介してきたが、いずれも需要に合っていればもちろん問題はない。コロナ禍で睡眠への意識が高まる昨今、世間のニーズを的確に反映した商品を揃えるビックカメラで、こだわりの逸品を探してみてほしい。

(文=清談社)

清談社

清談社

せいだんしゃ/紙媒体、WEBメディアの企画、編集、原稿執筆などを手がける編集プロダクション。特徴はオフィスに猫が4匹いること。
株式会社清談社

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