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川端理香「惑わされない! 栄養と食の本質」

中性脂肪や花粉症にも効く“良い油” オメガ3、魚の缶詰がお薦め…ただしツナ缶はNG

文=川端理香/管理栄養士
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 ただし缶詰は塩分が高いのが気になるところ。その場合は、しょうゆなどの味がついたものよりも、水煮のほうが塩分が低い場合が多いので、水煮の商品を選ぶようにしましょう。

 また野菜や果物を食べることで、摂りすぎた塩分を体から排泄することもできます。野菜は摂りにくいといわれますが、トマトジュース(塩分が加えられていないもの)も排泄効果は期待できます。

 そして注意したいのが、ツナ缶です。これはよくアスリートでも勘違いするのですが、ツナ缶に限ってはほかの魚の缶詰とは違っていて、EPADHAの量が少なく、逆にリノール酸の多い油に漬け込んだ状態なのです。リノール酸はオメガ6。ということは、摂りすぎるとオメガ3と逆の炎症を起こす働きがあります。魚の缶詰がおすすめといってもツナ缶は例外だということは覚えておくとよいでしょう。

 また魚が苦手な人もいることでしょう。その場合は、アマニ油やえごま油に含まれる脂肪酸が必要に応じてEPAなどに代わって体内で作用します。もちろん加熱に弱いので、サラダにかけたりそのままティースプーンで飲むなどして、上手に摂取しましょう。
(文=川端理香/管理栄養士)

川端理香/管理栄養士

川端理香/管理栄養士

昭和女子大学非常勤講師。2004年アテネオリンピック「VICTORY PROJECT」チーフ管理栄養士、08年北京オリンピック委員会強化スタッフ。JリーグやVリーグ、プロ野球、プロゴルフ、ラグビーなど多くのトップアスリートをサポート。著書多数。一般を対象にした講演などの食育活動や執筆、レシピ開発、企業の栄養アドバイザーも務める。


川端理香オフィシャルブログ

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