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2人で5千円でも納得…人気の歌舞伎町・夜パフェ「ロイトシロ」で感動体験

文・取材=加藤棗/A4studio
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歌舞伎町「ロイトシロ」

 北海道の札幌などで人気となり、今や全国的な広がりを見せる「夜パフェ」。お酒を飲んだ後や食事をした後、最後のシメに食べるパフェのため「夜パフェ」、あるいは「シメパフェ」といわれている。現在では全国各地で夜パフェ専門店が続々とオープンしており、夜遅くまで営業しているために仕事帰りに立ち寄る人も多い。シメとして食べやすくするため、従来のパフェとは違って甘さが控えめなものが主流で、フルーツを存分に使ったパフェが多いのも特長のひとつだ。

 なかでも、東京都新宿・歌舞伎町にある「Roy to Silo(ロイトシロ)」は、営業時間が基本的に20時から25時までと短いのだが(営業時間は曜日によって異なるため要確認)、リピーターから新規客まで人気が高く、来客が絶えることのない話題の夜パフェ専門店。その人気ぶりは、世の夜パフェブームから少し経った現在でも衰えることなく、オープン直後に満席になることもしばしば。土地柄、夜のお仕事に就く人々からの需要も高そうだが、看板メニューとなっている季節限定のパフェを目当てに訪れる客も多く、2週間ごとに変わるのを楽しみにしている常連客が多いようだ。

 そこで今回はその人気ぶりを確かめるべく、「Roy to Silo」に潜入。季節限定パフェの味はもちろん、店内の雰囲気なども率直にレポートしていきたい。

まるでバー? 隠れ家風な店内

 店舗があるのはJR新宿駅東口から徒歩15分圏内、歌舞伎町内にある大久保公園前に佇むビルの3階。バーやスナックがあるビルのため、初見だと若干入りにくい印象を持ってしまったが、店の前まで行くとポップな雰囲気に変わり、少し緊張が緩和された。訪問したのは木曜日の夜20時前、すぐ満席になることもあるそうなのでオープン前に訪れたが、すでに筆者の前に一人の女性が店舗の前で並んでいた。

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Roy to Siloが入っているビル
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店の扉

 並び始めて少し待っていると、中から店員さんが出てきてメニュー表を渡してくれたのだが、その際に「利用は60分制」「一人ワンドリンク、ワンフード注文必須」ということを伝えられた。

 店内はかなり小規模で、カウンター9席と簡易的なテーブル席1つのみ。ペンギンがお店のマスコットキャラクターになっているようで、店内の至るところにペンギンのイラストやグッズが飾られていた。小規模ながらもアットホームな雰囲気が心地良く、まるで隠れ家バーのような店内。カウンター越しに目の前でパフェが作られていくのを眺められるのも、魅力のひとつといえるだろう。

 筆者がカウンターに座ってから数分後、続々と来客があり、カウンター席はあっという間に満席に。来店したのはほぼ常連客のようで、店員さんと談笑しながらパフェを楽しんでいる人がほとんどだった。

 ではさっそく、同行した友人と筆者の2人分の注文を済ませることに。注文したのは下記のとおりだ。

・季節限定のパフェ「霜月ムラングシャンティ」(1700円/税込、以下同)
・パフェ「TANGO」(2000円)
・ウーロン茶(750円)
・はちみつしょうが湯(800円)

 やはり歌舞伎町という土地柄もあり、パフェもドリンクも少々値段が張る印象。だが、メニュー表に載っているパフェの写真を見る限り、かなりクオリティの高いパフェに思える。さらにメニュー表には、どんな食材を使っているのかが細かく表記されており、食べる前から味の想像を掻き立てるのだ。

 パフェは季節限定のものを合わせて4種類、パフェ以外にはキーマカレーといったフードメニュー、ドリンクはソフトドリンクの他にアルコールの提供もあり、お酒を嗜みながらパフェを存分に味わうこともできる。

 注文後、数分後にドリンクが到着。注文したはちみつしょうが湯は、はちみつの甘みとほんのりと漂うしょうがの香りが絶妙で、外で冷えた体を温めてくれるようだった。

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ウーロン茶とはちみつしょうが湯

味も見た目もハイクオリティなパフェ

 注文から約15分前後、待望の季節限定のパフェ「霜月ムラングシャンティ」が到着したが、まずは見た目で圧倒された。グラスの底から頂点まで、ベージュとオレンジ色のグラデーションできれいな層となっており、その見た目から食べるのがもったいないと感じてしまうほど。ちなみに、ムラングシャンティとはフランスのお菓子のことで、乾燥メレンゲと生クリームを使用したものだそうだ。メニュー表に書かれている食材は以下のとおり。

・キャラメルムラングシャンティ
・黒豆きなこアイス
・金木犀のジュレ
・柿
・キャラメルクリーム
・白胡麻のブランマンジェ
・柿とアプリコットのクーリー
・自家製グラノーラ

 秋の要素が盛り沢山なパフェのようだが、気になる味はどうなのだろうか。

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到着した霜月ムラングシャンティ

 パフェの最上部にある柿は、口当たりがかなり柔らかく、柿本来の甘みを味わうことができた。そのすぐ下にあるクリームのようなものがムラングシャンティらしく、噛むとキャラメルの甘みが口に広がり、サクッとした食感が特徴的だった。

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 ムラングシャンティの下には、黒豆きなこアイスや金木犀のジュレがあり、味の組み合わせは抜群。キャラメルの甘みもしっかりと感じられるなか、金木犀の風味や柿のさっぱりとした味わいも非常に美味しい。底にある自家製グラノーラは適度な甘さと食感が良く、最後の最後までパフェを楽しむことができた。

 正直筆者は甘いものがあまり得意ではないのだが、このパフェは手を止める間もなく食べ終えた。甘いものが苦手な方でも、挑戦しやすいパフェなのかもしれない。

 続いて、もう一つのパフェ「TANGO」も堪能してみよう。

 TANGOに使用されている食材は以下のとおりだ。

・マカロン
・生クリーム
・ペンギンクッキー
・イチゴアイス
・ピスタチオアイス
・イチゴ
・ピスタチオクリーム
・スポンジ
・ベリーソース
・フィアンティ―ヌ

 フィアンティーヌとは、パイ生地または卵と小麦粉で作ったクレープ生地を薄く伸ばして焼いたものだそうで、フランス語で「薄く焼いた」という意味である。

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到着したTANGO

 ピスタチオの鮮やかなパステルカラーとペンギンのクッキーが印象的で、イチゴをふんだんに使われたパフェのようだが、どんな味なのだろうか。食べてみると、ピスタチオのほんのり甘くコクのある濃厚な味わいと、イチゴの爽やかな酸味を同時に味わえた。やはり、イチゴを多めに使用していることから酸味がかなり引き立つのだが、マカロンや生クリームの甘さはその酸味を邪魔することはなく、さらにピスタチオクリームやイチゴアイスのさっぱりとした味わいが混ざり合い、絶妙なバランスが保たれた味だと感じた。

 イチゴ好きの方にはもちろん、霜月ムラングシャンティと同様、甘いものが苦手な方にもおすすめしたいパフェといえるだろう。

シメにぴったりなパフェで満足度高め

 食事を終えて会計したところ、2人で総額5250円。決して安いとはいえないが、想像以上に見た目も味もクオリティが高く、かなり満足度の高いパフェを楽しむことができた。パフェは後味がさっぱりしている印象があり、通常のスイーツとしてももちろん満喫できるが、他のお店で飲んだ後のシメに立ち寄りたくなる場所といえるだろう。

 不夜城・歌舞伎町の隠れ家バーのようなお店で夜しか食べられないスペシャルなパフェ――そのエンタメ感も込みで考えると、納得の金額だ。

 現在、「Roy to Silo」は曜日によって営業時間が異なるようで、来店の際はSNSを確認してほしいと呼びかけている。さらに、日曜日は昼営業で予約制となっているのでご注意を。

(文・取材=加藤棗/A4studio)

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エーヨンスタジオ/WEB媒体(ニュースサイト)、雑誌媒体(週刊誌)を中心に、時事系、サブカル系、ビジネス系などのトピックの企画・編集・執筆を行う編集プロダクション。
株式会社A4studio

Twitter:@a4studio_tokyo

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