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ネットフリックスやアマゾンプライムの足元にも及ばない国内動画勢…まずdTVが脱落

文=沼澤典史/清談社
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 海外勢に資金力で遠く及ばない国内事業者が生き残るには、日本向けのオリジナルコンテンツを制作するしかない。それができつつあるのは、テレビ朝日とサイバーエージェントが新会社を設立して運営するネットテレビの「AbemaTV」だ。

「オリジナルコンテンツという点で、AbemaTVはひとり気を吐いています。独自制作の番組が若者を中心に人気を集めており、これからユーザーが増えていく可能性が高い。番組制作費に200億円を投資しているのも、コンテンツ制作の重要性を理解している証拠です。ただ、現在は巨額の赤字を垂れ流しているので、制作を続けていくためにも早急なマネタイズが必要になってきます」(同)

 前述のGEM Partnersの推計でも、AbemaTVの「Abemaビデオ(プレミアムプラン)」はシェア率が0.6%から2.2%に拡大している。

 オリジナルコンテンツの勝負となれば、国内事業者にもまだまだ巻き返すチャンスはありそうだ。これからの動画配信サービスは、どこでも観られるようなコンテンツを集めて本数を競うのでなく、どれだけ個性を発揮できるかで明暗が分かれるのかもしれない。
(文=沼澤典史/清談社)

清談社

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せいだんしゃ/紙媒体、WEBメディアの企画、編集、原稿執筆などを手がける編集プロダクション。特徴はオフィスに猫が4匹いること。
株式会社清談社

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