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国民生活センターの事例では、70代の男性が出会い系サイトで「7500万円の遺産を渡したい」というサクラに引っかかり、50万円以上のお金を騙し取られている。
また、出会い系サイトのサクラというと、被害者は男性ばかりを想像しがちだが、女性利用者のために「男性客」を装うサクラも存在する。「ネットで出会いを求める男は腐るほどいるから、わざわざ女相手にサクラなんか用意するわけがない」と思っていると、サクラのワナにかかってしまいかねない。さらに「占い師」を騙るサクラも存在するので、特に女性は要注意だろう。
このように、被害者として従来想定されていた比較的若い男性だけでなく、高齢者や女性も被害者になりやすいのが、最近の出会い系サクラ行為の特徴である。
(文=宮島理/フリーライター)
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