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最近のスマートフォン(スマホ)は、それぞれの機種が個性を出そうと、カメラ機能を強化したり、デジタルペンでの手書き機能を向上させたりしているが、それ以外の基本的な部分でも密かに進化が進んでいる。モデルチェンジごとにCPUの処理速度が速くなり、動作が軽快になっているなどはもちろん、文字通り、より「スマート」になってきているのだ。
●スマホならではの周囲の環境への対応
スマホは、さまざまな環境の下で使う。夏の強い日差しの下や、薄暗い部屋の中、周囲が騒がしかったり、あるいは逆に静かな環境で使うこともある。そのようなさまざまな状況に対応し、自動的にユーザーの使い勝手を向上してくれる技術を搭載した端末が登場してきている。これをここでは仮に「ヒューマンアシスト」機能と呼ぶ。
テレビでは、部屋の明るさや照明の色などに応じてディスプレイ表示を最適化するような機能を搭載しているものがある。スマホにも同じように周囲の明るさによってディスプレイのバックライトを変え、画面を見やすくする機能を搭載しているタイプが出てきている。
しかし、単純に明るさを自動調整するだけではない。シャープや富士通などの国産端末の多くが搭載する機能で、ユーザーが手に持っている間はバックライトを消さないようにする技術。この機能のアプローチにはいくつかの方法があり、手に持っていることや視線を検知したりと、このあたりが技術の方向性の違いで面白い。
例えば、最近のシャープ端末はボディサイドに静電センサーを搭載し、ユーザーが手に持っていることを検知して動作を制御する「グリップマジック」機能を搭載している。
グリップセンサーでユーザーが握っているのを検知する、シャープのグリップマジック機能。
グリップマジック機能を搭載した、シャープのアクオスフォンセリエSHL23。
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