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さらに富士通のヒューマンセントリックエンジンという技術は、着信時に周囲の音を判断し、着信音を調節してくれる機能などもある。周囲がうるさければ音量を上げ、逆に周囲が静かなら音量を落としてくれる。
このヒューマンセントリックエンジンは、手に持っている間は画面を消さず、テーブルなどの水平な場所に置くとスリープ状態になる機能、太陽光や蛍光灯など周囲の光に応じて見やすいように色を調節する機能などがあり、この分野の技術では富士通の端末は実に先進的だ。
ヒューマンセントリック機能で環境に応じた動作をする富士通端末。
●よりインテリジェントな進化
また、ユーザーの行動を予測して操作を補助する機能も搭載されるようになってきている。
人間の行動というのはある程度、パターン化しているところがある。静かな場所では音量を下げたり、マナーモードにしたりするのは多くの人が実行していることだし、イヤフォンをジャックに挿せば、次は音楽再生関連アプリを起動する可能性が高い。このようなユーザーの行動パターンに基づいてアプリを起動したり、設定を調整したりする技術を搭載した機種もある。
グーグル提供のOS・Androidの基本機能であるGoogle NOWも、アシスト機能の一種ではあるが、より多くのサービスやアプリから情報を受け取り、動作するのが大きな特徴だ。例えば、今いる場所や目的地の天気予報などをすばやく検索してくれるほか、Googleカレンダーに登録したスケジュール機能に基づき、出発時間が近づくと自動的にその場所への経路情報を知らせてくれたり、そこから家に帰るための電車の経路や時間を提示してくれたりもする。
Googleカレンダーに登録したスケジュールに基づき、次の目的地への移動方法を提示してくれるGoogle NOW。
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