ネット銀行を「給与受取口座」に指定すると得する – 金利アップやポイントがもらえる！

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大手銀行よりも普通預金金利が200倍も高かったり、ATM手数料や他行宛振込料が無料になるなど、とってもお得な「ネット銀行」。実は、会社からの給与受取口座に指定すると、さまざまな優待が受けられる場合があるのをご存じでしょうか？　そこで今回は、給与受取口座指定で特典が得られるネット銀行を紹介しましょう。

ネット銀行なら給与受取口座に指定するだけで優遇される場合も！

ネット銀行とは実店舗を持たず、ネット上で取引が完結できる銀行のことです。スマホアプリで残高確認や振込などもできるのが便利ですよね。

最近は、実店舗があってもネットサービスが非常に充実している地銀なども多く、その垣根はあいまいになってきています。

それでも、ネット銀行なら普通預金金利が大手銀行の200倍も高かったり、ATM手数料や他行宛振込料が無料になるなどのメリットがあります。

そのようなネット銀行では、会社からの給与受取口座に指定すると、さまざまな特典が得られるようになっているところがあります。

会社の経理に給与の振込先の変更をお願いするだけなので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか？

ただし、給与受取口座の優遇を受けるには、振込人名義に「給与」「給振」「賞与」といった記載がある必要があります。

会社によっては給与振込銀行が指定されているケースがありますので、事前に経理担当者に相談してみてください。

「東京スター銀行」は普通預金金利が100倍の0.10％にアップ！

「東京スター銀行」は、1999年に経営破綻した第二地方銀行「東京相和銀行」の営業を譲り受けるために2001年に誕生した銀行で、厳密にはネット専業銀行ではありません。

とくにステージやランク制度などはありませんが、自社ATMやセブン銀行ATM、ゆうちょ銀行ATMを、実質月8回まで無料で利用できるほか、取引明細書を「郵送しない」設定にするだけで、他行宛振込手数料が実質月3回まで無料になります（キャッシュバック）。

また、東京スター銀行を給与振込口座に指定すると、普通預金金利が0.001％から0.10％に100倍もアップするのです。これはお得ですね！

●東京スター銀行「スターワン円普通預金の金利が給与振込で年利0.1%（税引き後0.0796％）」は→こちら

「あおぞら銀行BANK支店」は給与振込で1,000円プレゼントキャンペーン実施中！

「あおぞら銀行」は関東を中心に全国20カ所の店舗を構える一般的な銀行ですが、「BANK支店」は実店舗を持たないネット専用銀行サービスとなっています。

あおぞら銀行BANK支店では、普通預金金利が0.20％と大手銀行の200倍も高く、円定期（BANKThe定期）は1年0.21％、2年0.22％、3年で0.23％、5年0.25％という高い金利が用意されているのが特徴です（50万円以上）。

また、ステージやランク制度などはありませんが、ゆうちょ銀行ATMは回数制限なしで入出金手数料が0円となっています。

そのようなあおぞら銀行BANK支店では、2023年9月30日まで「給与振込特典プログラム」が実施されており、1回10万円以上の給与振込があると、1,000円がプレゼントされます。

1,000円は、0.20％で50万円を1年間預けた税引き前利息と同じですから、お得ですよね！

ただし、2020年4月1日～2023年3月31日に普通預金口座に1度でも給与振込の実績がある場合は対象外となります。注意しましょう。

●あおぞら銀行「給与振込特典プログラム」は→こちら

「住信SBIネット銀行」は給与受取で毎月30ポイントもらえる！

600万口座を誇るネット銀行大手の「住信SBIネット銀行」は、JAL、ヤマダ電気、高島屋などと提携しサービス口座が用意されるなど、先進的なシステムが導入されています。

そのような住信SBIネット銀行には、「スマートプログラム（スマプロ）」と呼ばれる優待ランク制度があります。

実は、住信SBIネット銀行では「スマート認証NEO」の登録をするだけで、いきなり「ランク2」となり、月5回までATM出金手数料や他行宛振込手数料が無料になるのです。

また、スマート認証NEOに加え、総預金残高が300万円以上あると「ランク3」となり、月10回まで無料に。さらに外貨預金と仕組預金の月末残高合計が500万円以上で「ランク4」になり、月20回まで無料になります。

●住信SBIネット銀行「スマプロランクについて」は→こちら

また、住信SBIネット銀行では、スマートプログラムの条件のひとつに「給与受取」も含まれており、給与が振り込まれるごとに毎月30ポイントをもらえるようになっています。

年間360円ですが、これは100万円を0.036％で1年間預けた税引き前利息に匹敵しますので、バカになりませんよね。

●住信SBIネット銀行「給与受取」は→こちら

楽天グループの「楽天銀行」では、「楽天証券」と連携する「マネーブリッジ」を設定するだけで、普通預金金利が0.10%になるのが大きな魅力です（300万円まで）。

●楽天銀行「マネーブリッジ」は→こちら

また、楽天銀行では「ハッピープログラム」というステージ制度が設けられています。

残高が10万円以上あれば「アドバンスト」にアップされ、ATM手数料や他行宛振込手数料が月1回無料になります。

また、残高が300万円以上あれば最上位の「スーパーVIP」になり、ATM手数料が月7回まで、他行宛振込手数料が月3回まで無料。さらに、楽天ポイントの獲得倍率が3倍となります。

●楽天銀行「ハッピープログラム」は→こちら

さらに、楽天銀行を給与受取口座に指定すると、翌月から他行宛振込手数料が月3回まで無料になるほか、給与受取1件につき、ハッピープログラムのステージによって1～3ポイントが付与されるのです。

楽天経済圏にオールインしている人なら、ぜひ検討してみてください。

●楽天銀行「楽天銀行で給与・賞与を受け取るメリット」は→こちら

「auじぶん銀行」は給与受取で毎月15ポイントがもらえる！

「auじぶん銀行」は、KDDIと三菱UFJ銀行が共同出資して設立したネット銀行です。

まず、同じグループの証券会社「auカブコム証券」の口座を開設して投資資金をスムーズに移動できる「auマネーコネクト」設定をすると、普通預金金利が0.10％になります。

●auじぶん銀行「auマネーコネクト優遇プログラム」は→こちら

次に、auじぶん銀行では「auまとめて金利優遇」にも注目です。これはauマネーコネクトの0.10％に加え、au PAYとの連携で＋0.05％、au PAYカードの引き落とし口座指定で＋0.05％となり、普通預金金利が最大0.20％になる仕組みです。

下記の条件をすべてをクリアすると、普通預金の金利が0.20％までアップしますので、au PAYやau PAYカードを利用している人なら、ぜひチャレンジしてみましょう。

●auじぶん銀行「auまとめて金利優遇」は→こちら

auじぶん銀行には「じぶんプラス」というステージ制度があります。給与の受取や、auPAY残高へのチャージ、資産運用などによって4段階に分けられますが、最低ステージの「レギュラー」でもATM手数料が月2回、他行宛振込手数料が月3回まで無料になります。

さらに、最上位の「プレミアム」になると、ATM手数料や他行宛振込手数料が月15回も無料になるのです。

また、auじぶん銀行では、じぶんプラスの条件に給与受取も含まれており、給与受取口座に指定するだけで、ステージが「レギュラー」となり、さらにステージのランクに応じて、毎月最大1～15ポイント受け取れます。

●auじぶん銀行「給与受取」は→こちら

「イオン銀行」は給与受取で電子マネーWAONを毎月10ポイント受け取れる！

全国展開する大手スーパーのイオングループの「イオン銀行」には、「Myステージ」という制度があります。

最上位の「プラチナステージ」になると、普通預金金利が最大0.10％にアップするほか、他行ATM手数料や他行宛振込手数料が月5回まで無料になります。

もちろん、イオン銀行には自前のATMが全国に6,000台以上あり、ステージに関係なく24時間365日利用できるのがうれしいですよね。

●イオン銀行「イオン銀行Myステージ」は→こちら

ちなみにMyステージでは、給与受取口座にイオン銀行を指定するとスコアを30点獲得できるので、それだけで「ブロンズ」になれます。また、給与受取で電子マネーWAONを毎月10ポイントほど受け取れます。

まとめ

いかがでしょうか？　会社によっては給与受取の銀行が指定されていることもありますが、そうでないなら、ネット銀行を指定することでさまざまな特典が得られます。

今すぐ、会社の上司や経理担当者に給与受取口座の変更が可能か聞いてみましょう。

ただし、小さい会社の場合は振込時に「給与」「賞与」という項目にならないこともありますので、併わせて経理担当者に確認しておきましょう。

※この記事は2023年8月22日時点でのデータを元に作成されています。