韓国プロ野球、日系企業のスポンサー契約に批判噴出!「黒い金」
文=慎武宏
ただ、ヒーローズ側にも言い分がある。ヒーローズは来季から韓国初のドーム球場である高尺(コチョク)スカイドームを本拠地にすることが決まっている。その使用料は、今季まで本拠地だった木洞(モクトン)野球場より数倍も高く、年間数十億ウォン(数億円)はかかるとされている。そんな支出がかさむことが明らかな中で、J TRUSTグループは年間100億ウォン(約10億円)以上の高額なスポンサー料を提示しているといわれている。今季までスポンサーだったネクセンからのスポンサー料が年間50億ウォン(約5億円)前後だったことを考えると、渡りに船どころか最高のスポンサーなのだ。
ヒーローズは、J TRUSTとネーミングライツ契約を交わすのか。「J TRUSTヒーローズ」誕生となれば、いい意味でも悪い意味でも日韓で何かと話題になりそうだが、果たしてどうなるだろう。
(文=慎武宏)