神戸山口組幹部への襲撃事件多発、抗争激化でトップ逮捕の可能性も…注目は12月13日か
文=編集部
ちなみに、私が若い頃までは、ヤクザ同士のケンカは警察や検察もむしろ容認していました。「ワルモノ同士が殺し合うのは大歓迎」というわけです。私の父の子分たちも、対立組織の関係者を殺したところで、懲役はだいたい10年足らずでしたね。ところが、大阪戦争や山一抗争などで市街戦が続いたこともあり、銃規制や暴力団排除の流れがつくられ、重罰化も進められてきたのです。
今後もしばらくは緊張状態でしょうね。10月18日に高山さんが出所し、直前の10日に神戸山口組の中核組織である山健組の本部前で組員2名が射殺され、11月に入っても18日に熊本、19日には札幌で、いずれも神戸山口組の幹部が襲撃される事件が続いています。
神戸山口組もカエシに出る可能性が高く、さらに抗争が激化すれば警察庁が動いて、トップの逮捕もないとはいえません。双方の幹部はいろいろ考え抜いているのでしょうが、12月13日の「事始め」までに新たな動きがあるかもしれません。
(構成=編集部)