消費者が企業活動に抱く疑問を考察するサイト ビジネスジャーナル ⁄ Business Journal
NEW
2013.07.16 19:18
2013.07.17 06:00
石渡嶺司「大学・キャリアのぶっちゃけ話」
就活後ろ倒し、どう対応?大学&就活否定論からの決別、抜け道活用…企業と大学への提言
学生団体・ゼミなどが主催して採用担当者を呼ぶ際に教室を貸さないなど、妨害もしないほうがいいでしょう。そういう大学は意外と多いです。もちろん、学生のやることですから、うまくいかないこともあるでしょう。しかし、そういうのは試行錯誤していけばいいだけの話。それを体面があるから云々と言い出して、「何もやりたくない」とする大学関係者の「学生がかわいそう」論こそ嘘くさいものはありません。「学生がかわいそう」ではなくて「自分がかわいそう」と思い込んでいるだけではないでしょうか。
昨年、私は関西の大学で採用担当者とのトークセッションイベントを生協と企画しました。これは関西大、近畿大、甲南大などで実現しました。ここに挙げた大学以外にも話を振ったのですが、「12月広報開始以前は、絶対に採用担当者は呼べない」とNGを出した大学も多数。ある大学では、たまたまその大学OBに某東証一部上場企業役員がいたので、その人との対談ではどうか、と振ったのですがこれもNG。生協・キャリアセンター側の過剰反応だったかもしれませんが、非常に残念でした。今年も関西中心に(それから関東でも)いくつかの大学で、採用担当者とのトークセッションないし交流会を企画しています。キャリアセンターではなく、教員サイドに振ると案外実現するかもしれません。
就活後ろ倒しが現実になる以上、大学は大学でやらなければいけないことが多数あります。それに気づかないのは、実に残念としか言いようがありません。
(文=石渡嶺司/大学ジャーナリスト)
Business news pick up
RANKING
23:30更新関連記事
2024.10.22 06:00
2024.10.05 06:00
2024.10.04 18:50
2024.10.02 06:00