BTS出演中止、徴用工判決への「日本の報復」と批判する韓国世論の「こじつけ体質」

韓国が振りかざす“悪魔の暴論”

 BTSのジミンが着ていたTシャツには、日本の敗戦によって刑務所から解放された朝鮮人の政治犯がバンザイしている写真もあった。「LIBERATION KOREA(朝鮮の解放)」「OUR HISTORY(私たちの歴史)」「PATORIOTISM(愛国心)」の文字が並んでおり、「原爆投下による日本の敗戦で朝鮮は植民地支配から解放された」という意味が読み取れる。

「アメリカでも、『原爆投下が戦争の終結を早めてよかった』という世論もありますが、それはごく一部です。原爆投下は、全人類的な悲劇です。

 もし、韓国が『植民地支配されていたから、原爆投下は当然である』と認識するのであれば、長崎や広島で亡くなった数十万人の人々の魂に対する侮辱です。彼らは無実の人々ですし、そのなかには朝鮮人も含まれています。植民地支配と関連付けて原爆を正当化するなら、長崎や広島の被爆者たちは亡くなって当然という話になるわけで、それは悪魔の暴論です。どんな問題であっても、植民地支配を持ち出すとすべて正当化されるという状況は、異常な言論空間といえます。これでは、日韓関係は永遠に普通の国と国との関係にはならないでしょう」(同)

 日韓関係が冷え込むなか、第3次韓流ブームの到来で文化交流が盛んになっていたが、そこにつまずきが生じたかたちだ。果たして、この問題は事務所の見解によって収束するのだろうか。
(文=深笛義也/ライター)

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